9/23~25の2泊3日で、常連のご夫婦をゲストに今年4回目、シーズンラストの連山縦走です。
初日は大雨、ずぶ濡れになりながら羅臼平まで。
以前羅臼岳には登っているので山頂はパスしてテントで鋭気を養う。
期待薄だった紅葉でしたが、予想に反して稜線は深紅の絨毯。
真っ赤に染まったチングルマやクロマメノキが疲れを癒してくれました。
連日の11時間行動、見事「古希記念の知床連山縦走」完遂です!
私のゲストではこれまでの最高齢ですね。おめでとうございます。
すでに報道されているとおり、8月の北海道は台風連発で記録的な雨量でした。
羅臼も連日の大雨で、8/24にとうとう土砂災害が起きてしまいました。
8/24の夕方に海岸町で起きた土砂崩れは、1本しかない生活道路や電気電話の線も寸断して羅臼町の1/3が陸の孤島に。
我が家も当然孤立して、停電約3日間、携帯も不通という、真冬でもあまりない状況でした。
孤立には慣れていますが、仕事に行けずお客様に迷惑をかけてしまったのが痛手でしたね。
8/25~29までは観光船業者の協力で定期船(知円別~羅臼港)が運行されたので、食料の買い出しなどは困りませんでした。
このあたりは昔から災害慣れしているので、役場職員の対応は迅速でした。
定期船からの土砂災害現場
民家の一部と番屋が破壊されましたが、犠牲者なしは不幸中の幸い。
数日経って車の燃料が心配になってきたところ、船で燃料を運んで出張販売も
8/30の午後、6日ぶりに道路が開通しましたが、9/3現在も夜間は通行止の状態が続いています。
(5:00~18:00のみ通行可能)
個人的には、良い休養になったと割り切っておとなしく過ごしておりました。
その後、8/30からの台風で十勝地方が大被害に遭ってしまいました。
先日行ったばかりの場所が大変なことになっており、自分のことよりショックを受けております。
被災地の方々に心よりお見舞い申し上げます。
北海道はここ一週間で3つの台風が通過しました。
台風や大雨で仕事もままならない日々が続いております。
8/18~22で、常連様とともにトムラウシ~大雪山縦走の予定で遠征してきました。
初日はトムラウシ温泉から入り、トムラウシの山頂を経由してヒサゴ沼へ
ピークはガスだが、ときおり晴れてトムラウシ公園、ロックガーデン、日本庭園などの景観を楽しめました。
ヒサゴ沼で一泊。テント持参でしたが翌日雨予報なので避難小屋へ。
夜の気象通報で翌日の大雨予報と台風接近を知り縦走を中止して、天人峡へ下山することに。
翌朝は日の出とともに出発して化雲岳へ。稜線は強風でした。
縦走する予定だった白雲岳~旭岳も、この時点ではまだ見えていた。
化雲岳~天人峡は長いルートで疲労、しかも連日の雨続きで登山道はほとんど沢下り状態。
エゾオヤマリンドウ満開
途中から土砂降りの雨に降られたが、午前中に天人峡へ下山。
迎えの車でトムラウシ温泉へ。
トムラウシ温泉。宿の横の河川が増水して氾濫寸前です。
ここに宿泊予定でしたが、宿の方も通行止になりそうだから出たほうが良いとのアドバイス。
車を回収して帯広へ脱出しました。
直後に天人峡、トムラウシ温泉ともに道路決壊で通行止になる。
早めに下山して正解でした。
空いた日は帯広、富良野、美瑛などを観光、富良野岳日帰りも試みましたが台風連発で断念。
台風に翻弄された日々でしたが、リクコト(陸の孤島)をギリギリ回避し事故もなく終わったので良しとします。
8/11~13の2泊3日、タンデム艇でシーカヤック半島周回の旅へ。
羅臼側は台風通過後のうねりがまだ残っており、陸波で上陸できる場所が限られる厳しい条件でした。
化石浜になんとか上陸して一服
朝凪をねらって岬をかわすと、海況は一変してベタ凪に。
知床岬
3日目は五湖の断崖で、知床エクスペディションチームに合流してゴールまで。
岩尾別からの羅臼岳
3日間とも天気に恵まれ、最後は新谷さんのツアーとご一緒できたサプライズもあり、幸運なシーカヤックの旅でした。
8/5~7の2泊3日で、今シーズン3回目の知床連山縦走。
初日の羅臼岳は強風とガスでピークをパス。
三ツ峰でマウンテンウェーブ(山岳波)の雲がみるみる取れていくドラマティックな演出。
テントサイトの水はまだしぶとく出ていましたが、まもなく涸れるでしょう。
翌日は朝から晴れるも風が冷たい。
サシルイからの三ツ峰と羅臼岳
第一火口テントサイトは一面のお花畑。
シレトコスミレもまだ咲いていました。
最終日の硫黄山は猛暑で消耗しましたが、2日目以降天気はずっと晴れ。
縦走路ではほとんど人に逢わず、テントサイトも2泊とも貸切でした。
後から聞いたら、二つ池のテントサイトは激混みだったそうです。
縦走は2泊でのんびり歩くのがおススメです。
おまけ
ゲストの方には前日に知床五湖、縦走後に羅臼湖と、知床の山々を満喫していただきました。
シーズン初めての知床五湖は意外と空いていました。