シーカヤック

5/20~23で、天塩川の川下りへ遠征してきました。
名寄市~天塩町の河口まで総延長150㎞の間には堰が一つもなく、一気に下れる川としては日本最長のロングツーリングが可能です。
今回は美深町~天塩町河口までの140㎞を3泊4日で下る計画です。
パートナーは四季風舎を主催するフォトグラファー赤坂氏。
昨秋の四万十川に続き、ベテランカヌーイストに先導していただきました。


美深橋からのスタート。雪解け時期なので増水して流れは速い。


新緑が美しくて同じような景色が続いても飽きない。

初日はちょっと頑張って50㎞漕いでキャンプ。

テント場は音威子府にある松浦武四郎北海道命名の地のすぐ近く。
先日、絵本作家関屋さんの講演を聞きに行った時にこの場所のことを聞いて是非訪れたいと思っていた。
命名150周年記念の年に、カヌーでこの地を訪れることができて光栄だった。


しかもここは目の前を宗谷本線が通る絶好のロケーションだった。

2日目も良い天気。新緑に加えて春紅葉も見事でした。


この日は約30㎞と早めに上がって中川町の温泉でのんびりと。

3日目は途中上陸で寄り道しながら40㎞ほど漕ぐ。

廃駅めぐり(雄信内駅)


北緯45度線で乾杯


幌延で見つけたキャンプ地はロケーション最高でした。

4日目は河口も近くなり流れも遅いが、予報に反して無風の好条件

川面は鏡のよう


天塩町の河口近くになると、利尻山を目標にラストスパート。

無事河口の公園まで漕ぎ切りました。
ゴール地点では赤坂氏の奥様がお出迎えで至れり尽くせりです。ありがとうございました。


最後に天塩町で食べた北寄カレー美味でした!

前篇からの続き

知床岬周辺の海岸線を散歩していたら2mの背骨発見。

場所から推測して、昨夏に座礁したマッコウクジラかもしれない。

BCへ帰る途中に通せんぼに遭う。

昨年話題になったパンダグマでしょうか?
海岸線から動かないので、大きく岩礁帯を遠回りして回避しました。

この日は6時間余りの行動で、知床岬の春を堪能しました。

3日目は日の出とともにカヤックで帰路へ

ベタ凪も海霧で視界がない。ウニ採りの船外機に注意しながら漕ぎ進む。


場所によっては氷泥ができていた。
この時期海水温はまだ氷点下、ドライスーツ必携です。


オオワシ成鳥がまだ残っていた。


帰りもトドの群れと何度も遭遇。頭がでかいのはブル(オス)と思われる。
トドの群れはシーカヤックに興味があるのか、警戒しつつもつかず離れず後を付いてきた。
タケノコ岩から観音岩まで1時間以上、この群れと並走する感じで漕いでいた。
今回は延べ50頭以上のトドを目撃。この時期まだこれほどたくさんのトドが根室海峡に残っているのは珍しいこと。エサが豊富に取れるからだろうか?

帰りは5時間あまりで相泊へ着いた。
奇跡的に暖かくて海も荒れず、のんびり春を堪能できたシーカヤック3日間の旅でした。

シーカヤックで春の知床岬へ旅してきました。

数日間の晴天予報、しかも気温が高い。このチャンスを逃すまいと海へ漕ぎ出しました。
9:00相泊を出艇、南風にのって順調に漕ぎ進む。

モイレウシから見たポロモイ岳。


「ペキンの鼻」に上陸して、安全航海祈願

13:00赤岩へ到着。追い風に乗って僅か4時間で着いてしまった。
BC設営後に裏山へ下見。明日は稜線に上がる予定です。

翌日の日の出。

アカイワ川を遡行して516ピークを目指す。
山はまだ雪が残っており、所々踏み抜いたが概ね歩きやすかった。

この沢は9年前、自身のパーティーで滑落事故を起こした場所。
戒めの再訪でした。


516峰から知床岬を望む。ここまでBCから2時間あまり。

ここから岬まで稜線を辿る

雪解けからフクジュソウが顔を出す。
思ったより残雪があり、稜線歩きは2時間かからずに岬へ下りる。


黄金色の岬台地。


干潮で、岬沖の岩礁帯を歩けた。

後篇へ続く

海に山に湖に。
知床の夏の楽しみ方は人それぞれです。

8/17 1dayシーカヤッキング

そこそこの波がありましたが、世界中の海で漕いできたイギリスからのゲストはノープロブレムでした。


ペキンまで行きたかったが、波が高くてモイレウシまでの往復となりました。


化石浜にて

8/19 羅臼岳登山

あいにくのガスで展望はありませんでしたが、イワギキョウなど秋のお花満開です。


知床へ通って10年以上、ずっと憧れていた羅臼岳のピークとのこと。
おめでとうございます。


ウラシマツツジ。
この日は北風が吹き、稜線はもう秋がきています。

8/21 1dayトレッキング

羅臼湖トレッキング。三の沼は最高のロケーション。


ここも一つのピーク。目梨望遥台にて


四の沼はサワギキョウが狂い咲き。
これほど咲いているのを見たのは初めてです。


午後からは海岸トレッキングと温泉巡り。
知床羅臼を一日満喫していただきました。

8/14~16の2泊3日で、昨年もご一緒したゲストとシーカヤック半島周回です。

相泊から出艇し、追い風に乗って順調に漕ぎ進めるも、カブト岩付近から南風による時化で赤岩に上陸。
そのまま岬をかわすことをあきらめ1泊しました。

赤岩の朝。


朝凪を期待したが、風は収まらず沖は時化ている。岬までの岩礁帯はカヤックを曳航した。


岬をかわすと、予想通りのベタ凪。あとはひたすらウトロまで漕ぐだけ。


南風の予報なので覚悟したルシャの出し風は、それほどでもなかった。
通過して知床岳を振り返る。


2泊目はいつものイロイロ川。
今回は朝陽も夕陽も星空も言うことなしのキレイさでした。


最終日は五湖の断崖で洞窟探検


五湖の断崖のある小さな浜。上陸は9年ぶり
ここは9年前、新谷さんのシーカヤックツアー一行15名が閉じ込められた浜。
翌日大時化で出艇できないので、この崖をよじ登って五湖へエスケープしたらしい。
当時のメンバーの一人であるゲストはその模様を語ってくれた。

この後ウトロへゴールして無事ツアーは終了した。
知床の海は何回まわっても楽ではない。いつ荒れるか風が吹くか気が休まることはない。
今回も何事もなく終わってほっとした。

おまけ

カラフトマスを探しに来たが、ありつけない寂しい後姿。