夏山シーズン始まりました。
スタートからリピーター様の再挑戦が続きました。
6/21 羅臼岳
昨年9月は雨で中止も、今回は最高の天気でリベンジ!
6/24 羅臼岳
今年3月は悪天候で斜里岳を断念。
今回も予報は雨、しかし思ったより崩れずに展望有で無事登頂!
6/25 雌阿寒岳
翌日も予報に反して展望あり。
ゲストはその後斜里岳と雄阿寒岳にも登って、4日間で4座登頂。
その体力と行動力に脱帽です。
6/13 快晴
一日停滞して体力も回復し、満を持しての知床岬アタックです。
カブト岩頂上
6/14 晴れ 最終日。今日中に相泊へ帰らなければならない。
BC撤収中
テントを畳んで出発しようとした矢先、突然現れたヒグマ。
遠慮がちにそそくさと目の前を通り過ぎた。
帰りはひたすら歩く歩く。
メンバーも皆元気いっぱい。天気に恵まれ10時間ほどで相泊へ帰着できました。
帰ってきて知床岳の遭難を知りました。
同じ日に我々も念仏岩で停滞、強風低温で辛い思いをしていたので身につまされる思いです。
知床半島先端部は自然も気象も厳しい日本の極地。
十分な装備と経験、自己の体力技術を把握して行動しなければ危険が伴う場所です。
だからこそ目指す価値があり、徒歩で到達したときの喜びは大きいものです。
日本ではなかなか味わえない探検・冒険の世界がここにはまだかろうじて残っていると思います。
最新の巡視情報はルサフィールドハウスや羅臼ビジターセンターで提供していますので、知床岬や知床岳を目指す人は必ず立ち寄って情報を仕入れてください。
ルサフィールドハウス
今年も環境省の巡視業務で知床岬まで歩いてきました。
6月に相泊までの道路が開通したばかりで、数か所か、昨夏の台風被害がまだ残っています。
6/11 曇りのち雨 4:30相泊スタート。
いきなりカモイウンベの橋が崩壊している。かろうじて渡れたが登山靴は濡れることが前提。
ウナキベツの橋も流され、倒木を渡ることに。
これがなくなれば水量が多い川なのでここでも靴が濡れる。
知床岳を目指す人もここを通過する。
岬へのルート名物「へつり」
ホールドは脆く、重荷を背負ってなので見た目より大変。
6/12 晴れ。強風低温で真冬並みの寒さ。
一日停滞して体力回復に努める。
知床岬から流れてくる雲が速い。海は大時化で漁船も見えず。
稚内では「利尻の見える小さなお宿 ばっかす」にお世話になりました。
オーナーは旧友で、フェリー欠航という事態にも丁寧に対応していただき感謝です。
食事もたいへん美味しくておススメの宿です。
悪天候は続き、翌日も全便欠航。宗谷丘陵やサロベツなど、観光・温泉・グルメの一日でした。
サロベツ原野ハイキング。ここは雨風なくて快適でした。
ショウジョウバカマなど湿原のお花がたくさん咲いていました。
ゲストと相談し、今回は利尻登山を中止して礼文島フラワートレッキングに変更です。
翌朝は時化も収まり、朝一番のフェリーで礼文島へ。足止めの人々が大勢乗船して難民船のようでした。
まずはアツモリソウ群生地へ。ちょうど見頃でたくさん咲いていました。
レブンアツモリソウはこの時期この島でしか咲かない固有種です。
桃岩荘YHに宿泊。偶然にもゲストは誕生日で、皆にお祝いしていただきました。初のYHですがまったく問題なく楽しんでいただけたようです(笑)
翌日は桃岩展望台からのフラワートレッキングコースへ
利尻もキレイに見えています。登山は来年同時期のリベンジとなりました。
他にもエゾノハクサンイチゲ、クロユリ、レブンハナシノブ、レブンキンバイなどたくさんのお花が咲いていました。
このコースは景色と言いお花と言い、まるで天国にいるようです。最後に良い天気に恵まれました。
お昼の便で島抜け。盛大に見送っていただきました。
わずか一泊でしたが、礼文島もYHも気に入っていただいたようで何よりです。
一週間ほど礼文島へ遠征していました。
今回の目的は昔働いていた宿が50周年を迎え歴代スタッフの同窓会に出席し、前浜でカヤックを漕ぐこと。
また、せっかく行くのだから利尻登山ガイドも企画してみました。
礼文行のフェリーは穏やかで利尻も良く見えた。
4日後にはここに登る予定でしたが、まさかまさかの・・・
5/30の夜は歴代スタッフが50人ほど、上は60代から20歳の若者までが集まり深夜まで語ったり歌ったり。
僕は20年前ですが、ここで数年過ごした日々が想い起されました。
このような企画にご招待いただいたペアレントに感謝です。
翌日は宿の前浜から出艇。長年の夢でした。
ここは私有地でプライベートビーチ、いつか沖から眺めたかった景色です。
宿は明日から開所ということで、この日は宿の前浜でキャンプ。最高のロケーションです。
開所には大勢の人が集まり賑やかに過ごしました。この日から天気が下り坂へ。
翌日朝のフェリーでゲストと合流するためにいったん稚内へ、しかしこのフェリーが大時化でとんでもない揺れ方。
まともに立って歩けない、気分が悪くなったので這ったままトイレに行くとすでにゲロ待ちの行列。外は波が被って出られない・・・
昔乗った与那国行のフェリーを思い出しました。何とか2時間半絶えて酷い船酔い状態のまま、稚内でゲストと合流しました。
ちなみにフェリーはこの後欠航となり、2日間稚内で足止めをくらったのでした。(続く)