知床連山縦走

今シーズン1回目の知床連山縦走は7/1~3の2泊3日で行きました。
天気予報はイマイチでしたが、概ね展望もあって涼しく快適な縦走路でした。


三ツ峰から頭を出す羅臼岳


知円別岳付近


第一火口テント場は雪たくさんでしたが、何とかサイトにテント張れました。
フードロッカーはまだ雪の下で使えません。


雨霞む縦走路

三日目は朝から雨模様で、ずぶ濡れで硫黄山登山口へ下山したところカムイワッカ林道が通行止で出られず。
しかし運よく道路管理者にゲートを開けてもらってすぐに帰宅できました。

おまけ

シレトコスミレ最盛期です!

2年前に羅臼岳登頂のリピーター様とともに知床連山縦走。
当初は2泊3日の予定でしたが、3日目の悪天候が予想されるため急遽1泊で抜けることに。

羅臼岳は一昨年登っているのでパスして、初日は二つ池まで。
残念ながら終日ガスに覆われていました。

サシルイの雪渓跡からはアオノツガザクラやチングルマがまだ見られます。


そうかと思えばミクリ沼では、早くも草紅葉が始まっていました。


二つ池(地の池)は枯れる寸前でしたが、水はギリギリ取れました。
水質が悪いので、ここでは浄水器が大活躍。

2日目は高曇り→ガス→晴れる→雨→強風と目まぐるしく変わりました。

縦走路を振り返る


硫黄山は第二前衛峰付近から強風となり、登頂は断念しました。


雨の硫黄沢下降は滑りやすいので慎重に


1泊2日合計18時間で縦走路を踏破した健脚なゲスト。
昨年の同時期に縦走ガイドのご依頼をいただくも、羅臼町の大規模土砂崩れにより私が閉じ込められ、ツアー中止となった経緯がありました。
今年は無事催行できたので、ようやく肩の荷がおりたところです。

7/23~25で常連様と今シーズン1回目の縦走をしてきました。
ゲストは4年前にも1.5日で縦走していますが、今回はのんびりと3日間かけて歩きました。

三ツ峰の雪渓はまだ少しのこっています。テントサイトはまだしばらくは水取れそうです。


雲海に沈む夕日、夜は満点の星空でした。


朝露のチングルマ。今年は開花が全体的に早めで綿毛が多かった。


ガスから顔を出す羅臼岳


しばらくするとすっかりガスが取れました。
両側の海は雲海で、まさに天上人の気分でした。


雪解けの遅い第一火口テントサイトはお花畑満開でした。


朝靄の第一火口


硫黄山ピークにて、歩いてきた縦走路を振り返る。

毎日14時前にはテント場に着いて、のんびり昼寝したり明るい時間から晩酌したり。
天候にも恵まれ、ゲストは久々の縦走でリフレッシュできたようで何よりでした。

7/25現在の縦走路情報
・縦走路の雪渓はサシルイ北面100mほどを除いてほぼなくなりました。
・三ツ峰テントサイトの水はまだでていますが、例年より雪解けは早いのでお盆までは持たないかもしれません。
・二つ池手前の雪渓はまだ水取れます。
・シレトコスミレは、一番遅く咲く第一火口テントサイトでも開花を確認できず、終わった可能性が高いです。縦走路の開花はすでに終わっています。
・硫黄山山頂直下の雪渓、硫黄沢の雪渓はともに完全になくなりました。

おまけ

第一火口の雪渓にて。この標高で蛇は珍しいですね。
冷たい水で麻痺してしまったのでしょうか?

9/23~25の2泊3日で、常連のご夫婦をゲストに今年4回目、シーズンラストの連山縦走です。

初日は大雨、ずぶ濡れになりながら羅臼平まで。
以前羅臼岳には登っているので山頂はパスしてテントで鋭気を養う。

翌日からは最高の天気。
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期待薄だった紅葉でしたが、予想に反して稜線は深紅の絨毯。
真っ赤に染まったチングルマやクロマメノキが疲れを癒してくれました。

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連日の11時間行動、見事「古希記念の知床連山縦走」完遂です!
私のゲストではこれまでの最高齢ですね。おめでとうございます。

8/5~7の2泊3日で、今シーズン3回目の知床連山縦走。

初日の羅臼岳は強風とガスでピークをパス。
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三ツ峰でマウンテンウェーブ(山岳波)の雲がみるみる取れていくドラマティックな演出。
テントサイトの水はまだしぶとく出ていましたが、まもなく涸れるでしょう。

翌日は朝から晴れるも風が冷たい。
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サシルイからの三ツ峰と羅臼岳

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二つ池と知床連山
二つ池手前の雪渓はまだ水取れます。

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第一火口テントサイトは一面のお花畑。
シレトコスミレもまだ咲いていました。

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最終日の硫黄山は猛暑で消耗しましたが、2日目以降天気はずっと晴れ。

縦走路ではほとんど人に逢わず、テントサイトも2泊とも貸切でした。
後から聞いたら、二つ池のテントサイトは激混みだったそうです。
縦走は2泊でのんびり歩くのがおススメです。

おまけ
ゲストの方には前日に知床五湖、縦走後に羅臼湖と、知床の山々を満喫していただきました。
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シーズン初めての知床五湖は意外と空いていました。

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羅臼湖は常時ガスが流れる天気でしたが、三の沼で一瞬晴れる幸運。