3月後半に入り、知床岳のシーズンです。
昨年は相泊までの道路が通行止だったのでアプローチが大変でしたが、今年は道路も開通しており条件によっては日帰りも狙える状態です。
3/16に下見を兼ねて単独スキーで登ってきました。
天気も良く雪も締まっていて、5時間ほどで山頂へ
山頂からの硫黄山もスッキリ
知床岬方面は、まだ流氷が残っていました。
そして、3/19はリピーター様をお迎えしての本番。
本来は1泊2日の予定でしたが、2日目の悪天候が予想されるため急遽日帰りに変更。
早朝5時、日の出とともにスタート
カモイウンベの二股は例年よりスノーブリッジが小さく4月までもたなそうです。
羅臼側の海は雲海
雪はグサグサに柔らかくラッセル厳しかったですが、先行者のトレースにも助けられ3時間で標高650mの雪壁下へ。
ここからロープを出してアイゼンで直登、知床台地へ出る。
風も収まり、心配された天気も何とか持ってくれました。
稜線で再度スノーシューへ履き替え、山頂までの長い道のり
ポトビラベツの崖
そして7時間かかりようやく山頂へ
念願の知床岳登頂!
3日前の流氷は全てなくなっていましたが、知床半島の形がよくわかる眺望は知床岳ならでは。
3年前に悪天候で知床連山縦走を断念したリピーター様、途中何度もめげそうになりながらも見事リベンジを果たしました。
下山にかかると天候は一気に悪くなり、なんと雨が降ってきた。
雨に打たれながらの長い道のりは辛いものでしたが、無事日没前に下山。
苦闘12時間、疲労困憊でしたが、ゲストガイドとも充実感一杯の一日でした。
*今年は雪解けが早く、春の知床岳シーズン短そうです。
行かれる予定の方は早めがおススメですね。GWはもう雪解けてしまってる可能性が高いです。