硫黄山

6/28~29の一泊で硫黄山へ。


硫黄沢の雪渓。下部は中途半端に雪渓が残り踏み抜きに神経を擦り減らす。


ちょうど稜線に出るころからガスが取れ、半島先端部の展望が広がる。


5年前の縦走では踏めなかった頂上へ!


今回はシレトコスミレの撮影がメインでした。
世界中の珍しい植物を見てきたゲストにとっても、憧れの花だったそうです。


シレトコスミレに負けず劣らず「高嶺の花」な3人でした。

おまけ

硫黄山山頂直下分岐から縦走路へ入るとこの雪渓をトラバース(横断)しなければなりません。
雪が固い時はアイゼンピッケル必要です。滑落すると急傾斜のため危険です。

ここ1週間は悪天候や暑さとの闘いでした。

7/23 羅臼岳
朝から雨でしたが、行けるとこまで行きましょうとのことで出発
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ウトロ側大沢の雪渓もまだまだ残っています。

「あともう少し、あと少しだけ頑張る!」と言っている間に登頂。
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山頂ではガスが晴れて一瞬連山も見えました。

7/25 硫黄山
昨年途中下山だったリピーター様は、今年も硫黄山へ再チャレンジ。
この日は朝からピーカン、暑さとの闘いでした。
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展望は抜群、だけどそれよりも何よりも
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この一等三角点に出逢いたかったのです。
全国の一等三角点を巡って数十年、御年74歳!の目的を達成することができて良かったです。

7/27 斜里岳
昨年、知床連山縦走を果たした常連様と、斜里岳へ
前日まで新谷さんの知床エクスペディションに参加していたというパワフルなお方です。
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久々の竜神の池。この日も風がなく暑かった!

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山頂はガスに覆われていましたが、沢登りを堪能されたようです。

おまけ
7/25の硫黄山山頂岩場では
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エゾオコジョ(たぶん)のお出迎え。
至近距離で遭遇も、向こうは人間が珍しかったのでしょうか?しばらく見つめあってしまいました。

知床硫黄山へ

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シレトコスミレ。今年も出逢えました。

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山頂にて。空気が澄んで斜里岳まで見通せました。

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第一火口野営地は例年以上の積雪で、フードロッカーもテントサイトも全て雪に埋もれています。
昨日は雪の上にテントを張り、フードコンテナ持参しました。

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第一火口での朝焼け

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稜線を越えてルサの鞍部に流れ落ちる雲

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突然目の前に現れたギンザンマシコ

今回はゆっくり撮影したいとのリクエストをいただき、一泊二日かけて山頂~第一火口まで往復。
花も景色も最高で幸運な2日間でした。

6/28現在の登山道
硫黄沢はまだほとんどが雪渓に覆われています。雪の状態によってはアイゼンが必要になりますので念のため持参したほうがよいでしょう。
昨日はかなり雪が固くてアイゼンを使いました。
硫黄沢源頭~大岩分岐~山頂にかけては木杭とロープ、ペンキなどでルートが明示されていますので見落とさないようにしてください。
登山道を整備してくださった関係者に感謝です。

硫黄山は日帰りと一泊でガイドしています。
登山口の利用期間が限られていますので、ご注意ください。
知床硫黄山登山ガイド

知床の山はすっかり秋めいてきました。
涼しくて快適な登山日和が続いています。
9/2 羅臼岳
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75歳のご高齢、雲海の山頂へ。
9/6 硫黄山
9/7 斜里岳
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昨年羅臼岳登頂のリピーター様。今年は硫黄山と斜里岳に登頂です。
ちょうど一等三角点を巡る方々と一緒になり、三角点標識付で。
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斜里岳は沢の水量が例年より多めで、なかなか楽しめました。
おまけ
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硫黄山山頂直下の大岩。
最近ここで右のウブシノッタ沢に迷い込む遭難が相次いでいます。
(ルートは左に曲がって硫黄沢を下るのが正解)
晴れていればなんてことのない場所も、ガスで真っ白になると杭や標識を見落としがちなので注意しましょう。

今日の硫黄山は素晴らしい展望でした。
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硫黄沢の雪渓はまだ1km以上残っています。
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山頂直下の急登は落石注意
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山頂からは羅臼岳、斜里岳、遠くに阿寒岳まで見通せました
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硫黄山登山道沿いのシレトコスミレは2株だけまだ開花していました
おまけ
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ギンリョウソウ(ユウレイタケ)