リピーター様と根北峠から斜里岳東峰(1452峰)へ
今朝は氷点下まで下がり、木々には霧氷が

青空とダケカンバに霧氷、息をのむ美しさでした。
所々ハイマツ漕ぎ

霧氷を纏っているので濡れます
最後の急斜面も藪漕ぎで登りつめ、東峰ピークへ

バックは斜里岳本峰、迫力あります
ここからの展望、知床が半島であることが良くわかります

知床連山の両側は流氷が残っている海
ハイマツの出た東尾根と斜里岳東峰

何かダースベーダーみたいでした。
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ルベス岳へのスノーシュートレッキング。
最近は連日15℃を越える猛暑(?)が続いています。
今日も20℃くらいまで上がり、汗だくになりながらのトレッキングでした。

この山からの斜里岳は見事です
山頂はすでにハイマツが立ち上がっていました。
最近の暑さで雪解けが急速に進みます。
斜里岳の尾根も黒くなり始めました。

ゆっくりとランチタイム。この気温では昼寝もできそう。
ソリ滑り

雪が解けすぎてお尻が濡れます!
未だ未開通の知床横断道路、現時点は5月上旬には開通すると推測しておりますが、もし開通しない場合でもこのルベス岳やその他、代替プランご用意しております。
羅臼湖スノーシュートレッキング
おまけ

お山のタンチョウ
この時期恒例のネタですが、今年もお付き合いください。
なぜか雪解けの時期になると、無性にロープワークの練習がしたくなる。
懸垂下降の練習には、必然的に芽吹きが早い急斜面に行かざるを得ない。
いつも行く場所には、たまたまギョウジャニンニクが生えており、
そんなつもりはないのだが、目の前にあるので採ってくださいと言わんばかりだ。
しょうがないので、偶然持っていたマキリでちょっとだけ拝借させていただく。
今年は雪解けが遅いので、まだあまり生えていなかった。
あくまでロープワークの練習に来ているので、少しも残念だとは思わない。

ラサウヌプリは遠音別岳と海別岳の中間に位置し、斜里へ向かって派生する「ラサウの牙」と呼ばれる岩稜を抱えてる。前回の山旅で稜線から見えた痩せ尾根があまりにキレイだったので辿ってきました。
羅臼峯浜から入山し、陸嶺川源頭550にBC設営。もう少し高度を上げたかったが稜線は風が吹き荒れている。
翌朝早出するが、相変わらず稜線はガスと強風。とりあえずラサウヌプリだけでもと思い、視界の効かない細尾根を辿る。

例年ならハイマツ漕ぎだが、今年は雪が付いて歩きやすかった。
展望ゼロのピークを踏んで、さてこれから牙へ行こうか下山しようか迷う

吹き付けるガスで、自分にエビのしっぽが出来そうだった。
なんとなく空が明るくなってきたのと、予報も良いので「ラサウの牙」へ向うことにする。
稜線を越えて斜里側に300mほど下り、尾根の取り付き部分を探すが視界がなく難儀した。
ようやく牙への尾根に取り付くと、だんだんガスが晴れてきた。

突然目の前に現れた岩峰
登ってみたら痩せ痩せでした

痩せ尾根を登ったり下ったり、牙に着くころにはすっかり良い天気になった。

ラサウの牙
牙の頂上直下は垂直の岩壁。落ちたらイヤなので今回は登らなかった。
帰路はすっかり晴れた稜線を気持ちよく歩く。


ラサウからの知床連山
稜線で見つけたエゾユキウサギの足跡は、道しるべのようにラサウの牙まで続いていた。
おまけ

今回辿った岩稜(一番奥の突起が牙)



羅臼町に移住して16年。
知床半島最奥の住人として番屋に暮らし、登山ガイドをしています。