夏山ガイド

2年前に羅臼岳登頂のリピーター様とともに知床連山縦走。
当初は2泊3日の予定でしたが、3日目の悪天候が予想されるため急遽1泊で抜けることに。

羅臼岳は一昨年登っているのでパスして、初日は二つ池まで。
残念ながら終日ガスに覆われていました。

サシルイの雪渓跡からはアオノツガザクラやチングルマがまだ見られます。


そうかと思えばミクリ沼では、早くも草紅葉が始まっていました。


二つ池(地の池)は枯れる寸前でしたが、水はギリギリ取れました。
水質が悪いので、ここでは浄水器が大活躍。

2日目は高曇り→ガス→晴れる→雨→強風と目まぐるしく変わりました。

縦走路を振り返る


硫黄山は第二前衛峰付近から強風となり、登頂は断念しました。


雨の硫黄沢下降は滑りやすいので慎重に


1泊2日合計18時間で縦走路を踏破した健脚なゲスト。
昨年の同時期に縦走ガイドのご依頼をいただくも、羅臼町の大規模土砂崩れにより私が閉じ込められ、ツアー中止となった経緯がありました。
今年は無事催行できたので、ようやく肩の荷がおりたところです。

海に山に湖に。
知床の夏の楽しみ方は人それぞれです。

8/17 1dayシーカヤッキング

そこそこの波がありましたが、世界中の海で漕いできたイギリスからのゲストはノープロブレムでした。


ペキンまで行きたかったが、波が高くてモイレウシまでの往復となりました。


化石浜にて

8/19 羅臼岳登山

あいにくのガスで展望はありませんでしたが、イワギキョウなど秋のお花満開です。


知床へ通って10年以上、ずっと憧れていた羅臼岳のピークとのこと。
おめでとうございます。


ウラシマツツジ。
この日は北風が吹き、稜線はもう秋がきています。

8/21 1dayトレッキング

羅臼湖トレッキング。三の沼は最高のロケーション。


ここも一つのピーク。目梨望遥台にて


四の沼はサワギキョウが狂い咲き。
これほど咲いているのを見たのは初めてです。


午後からは海岸トレッキングと温泉巡り。
知床羅臼を一日満喫していただきました。

更新ご無沙汰してました。さすがにお盆までは仕事と来客で目の回る日々でした。
忙しくても、心は亡くさないようにしたいですね。
羅臼はずっと涼しい日々で、お盆は寒くてストーブ炊きました。

ちょっと前のことですが、この2週間を振り返りつつ。

8/6 羅臼一日コース
熊越の滝→羅臼湖→相泊海岸と一日かけてあちこちトレッキングしていました。

熊越の滝


羅臼湖三の沼


相泊から岬方面へ

8/7 羅臼湖トレッキング
2月と5月にお越しいただいたリピーター様と羅臼湖トレッキング。

前回同様、羅臼湖はガスで展望に恵まれませんでしたが、最後に粘って何とか三の沼だけ晴れてくれました!

8/8 羅臼岳登山

2年前、沼ガールデビューした常連様が山ガールデビュー!羅臼岳は山頂だけ雲の上でした。


子供のことからずっと知床へ通っていたS君も高校生になり逞しくなって戻ってきました。
初めての一人旅で4年ぶりの知床へ。
羅臼岳は7年ぶりの登頂です。

8/9 羅臼湖トレッキング
翌日は昨日のメンバーで羅臼湖へ。

常連様は2年ぶり、S君は8年ぶりでした。


二の沼ではシカ親子にガン見される

8/12 羅臼岳登山
さすがにお盆、今シーズン最高と思われる200人以上が登ってました。

山頂付近が大混雑


この日も山頂が抜けて雲海。苦労して到達した、最高のご褒美でした。

8/13 海岸トレッキング
ホントは羅臼湖の予定でしたが、あいにくの雨とガスで相泊に転進。

昆布漁や羅臼の暮らしにも興味を持っていただき、来年の再挑戦決定です。

7/23~25で常連様と今シーズン1回目の縦走をしてきました。
ゲストは4年前にも1.5日で縦走していますが、今回はのんびりと3日間かけて歩きました。

三ツ峰の雪渓はまだ少しのこっています。テントサイトはまだしばらくは水取れそうです。


雲海に沈む夕日、夜は満点の星空でした。


朝露のチングルマ。今年は開花が全体的に早めで綿毛が多かった。


ガスから顔を出す羅臼岳


しばらくするとすっかりガスが取れました。
両側の海は雲海で、まさに天上人の気分でした。


雪解けの遅い第一火口テントサイトはお花畑満開でした。


朝靄の第一火口


硫黄山ピークにて、歩いてきた縦走路を振り返る。

毎日14時前にはテント場に着いて、のんびり昼寝したり明るい時間から晩酌したり。
天候にも恵まれ、ゲストは久々の縦走でリフレッシュできたようで何よりでした。

7/25現在の縦走路情報
・縦走路の雪渓はサシルイ北面100mほどを除いてほぼなくなりました。
・三ツ峰テントサイトの水はまだでていますが、例年より雪解けは早いのでお盆までは持たないかもしれません。
・二つ池手前の雪渓はまだ水取れます。
・シレトコスミレは、一番遅く咲く第一火口テントサイトでも開花を確認できず、終わった可能性が高いです。縦走路の開花はすでに終わっています。
・硫黄山山頂直下の雪渓、硫黄沢の雪渓はともに完全になくなりました。

おまけ

第一火口の雪渓にて。この標高で蛇は珍しいですね。
冷たい水で麻痺してしまったのでしょうか?

羅臼温泉~羅臼岳~岩尾別温泉と横断登山してきました。

7/7現在の羅臼側ルートの状況です。

泊場先の雪渓は少な目です。雪渓を登らなくても右にルートが出ていますので迂回してください。
ピンクテープ見落とさずに。


屏風岩下部からお花畑上まではまだ大雪渓が残っています。
ここを下山時には(特にガスで視界がないとき!)このロープを越えてサシルイ沢に迷い込まないように注意。


大雪渓の通過には10本爪以上のアイゼンとピッケルが必要です。雪は固く軽アイゼンは役に立ちません。
雪渓は約1㎞続き、斜度も急で、通過は最低1時間かかります。


お花畑標柱(まだ雪の下)付近からは誘導ロープがありますので、視界不良時の道しるべになります。
羅臼平へのトラバースルートにも誘導ロープあります。


羅臼側は誰にも(クマにも)逢わず、岩清水でウトロからのルートと合流した途端、たくさんの登山者でにぎわっていました。

この日は健脚のゲストで羅臼側ルート登り6.5時間、ウトロ側へ下り4時間、山頂休憩含め合計11時間でした。
羅臼側の往復は雪渓のある今時期、最低12時間はみたほうがよいですね。

この時期特に多いのは、ウトロから登って羅臼に降りようとしてアイゼンがなく雪渓で滑落したり道迷いする人です。
ウトロ側とはまったく状況もレベルも違う登山道なので、アイゼンのない方や地図を読めない方は羅臼側ルートには踏み込まないほうがよいでしょう。