遠音別岳

最近の週末は山岳会の行事が続きました。

3/31~4/1 羅臼山岳会現役メンバーで遠音別山麓へ
3時間の林道歩き

重たい橇の中身はほとんど酒

ロケーションの良い場所で幕営

遠音別岳が良く見えました

テントで飲む酒は美味い、ちょっと飲み過ぎました。

翌日はあわよくばピークまで、と計画してましたが二日酔いで中止しました。
来年はピーク行きましょう。

4/6~8 羅臼山岳会創設期のメンバーで道南の漁岳へ
羅臼、旭川、札幌の持ち回りで毎年行っている交流山行ですが、今年は札幌メンバーの仕切りで漁岳へ

天気はイマイチでしたが、オコタンペ湖は見えました。


支笏湖に向かって滑降。雪はガリガリで難しい斜面も難なく滑る方々。


6時間ほどの山スキー、下山後は宿にて反省会。山も酒もバリバリ現役な方々。


宿は歴史ある大きな建物の温泉付きYHで、我々の貸切でした。
13名中最高齢75歳、60歳以上が2/3を占めるメンバー。
山も人生も大先輩方に学ぶことは多いです。

おまけ

疥癬(?)のタヌキ現る

プライベートで遠音別岳へ。
通常は1泊しなければ行けないのですが、今回は早出して日帰り速攻で狙いました。

春刈古丹川二股は、かろうじてスノーブリッジ残ってました。
渡渉のために、胴付きを持参したが無駄に重たい荷物だった。もちろんここにデポ。


2週間ぶりの勾玉沼はうっすら融けて青みががっていました。

5時間歩いてようやくハイマツ帯へ。

まだあんなに遠いのか・・・途方に暮れる人


アイゼンに履き替えてバットレス脇を登る


やっと頂上!ここまで7時間15分の苦闘でした。


遠音別岳の象徴と言えるバットレス。


スキーでバットレスの真下まで降りてみました。

ヘロヘロになりながらザラメを滑って日没ギリギリに下山。
歩行距離24㎞、往復12時間の苦闘も心地よい充足感で一杯です。
私は4年ぶり、同行者は10年ぶりの積雪期登頂でした。
遠音別岳は山容・原生感・難易度など、どれをとっても知床の名峰と言える素晴らしい山です。

山仲間と遠音別岳方面へ。
中腹にある通称「勾玉の沼」までのスキーお散歩でした。


スノーボードチームはスノーシューで往復8時間歩きました。


勾玉の沼と遠音岳


遠音別バットレスを背景に滑降


プロスノーボーダー女子2人。
そのうち1人(今回のゲスト)はなんと16歳!高校生ですが、すでにメーカーとスポンサー契約もしているそうです。
こういう才能ある若い人達の中からオリンピック選手が輩出されるんですね。


沖には国後島と流氷帯


今回はほとんど滑る箇所がなくてひたすら歩いて帰りもダラダラ滑りでしたが、皆経験豊富でした。
藪でも緩斜面でもスイスイスキーに付いてきて、上手く滑るもんだな~と感心しきりでした。

この地域は「遠音別原生自然環境保全地域」に指定されており(わが国で5か所しかない)、知床の中でも奥座敷で原生度の高い場所です。
こんな奥地で場所にそぐわず(笑)ワイワイ華やかな女子会のような一日でした。
往復18㎞、よく歩きました。お疲れさまです!

6日ぶりに山から下りてきました。
今回のプライベート山行計画は遠音別岳~海別岳の縦走、5泊6日(予備日含)です。
初日は陸士別川源頭にBC設営。
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重荷を背負って長い林道歩き。
2日目は最高の天気に恵まれる。
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稜線からのラサウヌプリ。
ラサウの牙(右端の岩峰)
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牙までの細尾根を歩きたくなった。
この日は遠音別岳への往復予定。
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あまりに遠い遠音別岳(左)。計画に無理があったか・・・
それでもいいペースで歩き、7時間かかって山頂へ
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遠音別バットレスと知床連山
下山にかかるとすぐに天気は下り坂
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ところどころはハイマツ漕ぎ
11時間行動で何とか遠音別岳まで往復できました。
そして、3日目以降は・・・
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急激に発達した低気圧につかまり、停滞の日々。
日増しに風雪が強まり、山は厳冬期の様相でした。
5日目に縦走を諦めて下山。
結果的には40km歩き、大きくとおまわりして遠音別岳へ登ったことに。
しかし、テントで昼寝して読書してご飯作って・・・何物にも代えがたい日々です。

最高の天気の中、遠音別岳登ってきました。
春刈古丹の林道は魚道工事で途中まで除雪されているので、いつものなが~い林道歩きは少し短縮できます。
(工事は今日で終わりなのでもう除雪しないそうです。日帰りラストチャンスでした!)
雪は締まって歩きやすいのでサクサク進む。
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いつも立ち寄る勾玉沼
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H1100でスキーデポ。アイゼンピッケルで左肩から山頂へ
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遠音別バットレスと知床連山
近くで見るとド迫力の絶壁。ここを滑ろうと思う気が知れません。
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山頂にて。遠望は海別岳
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斜里側はまだ流氷びっちりでした
バットレスの山容は今までで一番でした
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バットレス基部~池塘群はは緩斜面が続くが、雪は腐ってスキー取られまくり。
今日は下りがキツかったです。
往復23kmのロングコースですが、天気と固雪に恵まれ8.5時間で無事下山できました。
やっぱり遠音別岳最高。
おまけ
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山頂から斜里側を撮った写真ですが、この黒い点、おそらくヒグマだと思います。
山頂に着いて斜里側を見下ろしたらこの黒い点が動いていました。
最初は登山者だと思い「天気いいから斜里からも登ってくる人いるなあ。あと30分も待てば来るかな~」
なんて思いながら見ていたら動きがどうもおかしい。急に走ったり、尾根から外れてウロウロしたり。
しかも走る速度が速すぎる!
まさかヒグマが遠音別岳H1200まで登ってくるとは。天気いいから登山でもしたくなったのでしょうかね。
頂上まで来るかとしばらく待っていましたが、一向に登ってこないでウロウロしているのであきらめて下山しました。