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All posts for the month 10月, 2009

ここ数日は薪割りばかりしていたので、今日は気分転換に単独山行。
勾玉の沼(通称)へ行ってきました。
勾玉の沼は春刈古丹川の支流「春花川」の上流標高450mにあります。
沼の形が勾玉のようなので、勝手に呼んでいます。
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勾玉の沼と遠音別岳
この付近は遠音別岳の山体崩壊による池塘群になっており、このような沼が点在しています。
沼から少し行くと、日本で五箇所しかない原生自然環境保全地域があり、人手が入っていない原生の状態が残された数少ない場所です。
来年の夏は稜線まで行って、是非シレトコスミレを見たいものです。
コースタイム
8:00春刈古丹川林道H130~9:00春花川二股~10:30勾玉の沼11:00~13:30H130
*このルートは沢登りです

冬に向けて、例年どおり薪割りを始めました。
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作業していると、番屋の前をヘリが飛んで行きました。
話は聞いていたので、ルサフィールドハウスに行ってみると、
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知床岬で回収した漂着ゴミの搬出です。
ヘリで一旦ルサの降ろし、トラックで回収するそうです。
知床岬は漂着ゴミがたくさんあるので、きれいにしたほうが良いのは間違いありません。
でも海が時化たら、再びゴミは漂着するのでキリがないと思います。
これは環境省の事業ですが、巨額の税金を使ってどれだけ効果があるのでしょう?

ガイド業務も一段落し、今日は久々のプライベート山行。
以前から気になっていた大沼(通称)に行ってきました。
大沼は知西別岳~天頂山の稜線上にあり、深いハイマツに覆われほとんど行く人もいない秘沼です。
羅臼湖までは登山道を歩き、主稜線への沢を詰める
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沢の源頭からは強烈なハイマツ漕ぎ
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稜線から羅臼湖を望む
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稜線を乗っ越すと大沼が見えてきた
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大沼と羅臼岳
あいにく山頂部分が雲に隠れてしまっていますが、晴れて無風ならば湖面に羅臼岳が映ると思います。
そばの湿原には実を付けたツガザクラの群落。
花期にはきっとすばらしいお花畑が広がっていることでしょう。
人を寄せ付けない奥深い雰囲気、久々に深山を堪能してきました。
*このルートは沢登り装備は必須、強烈なブッシュ漕ぎが待っていますので一般向けではありません。

前回に引き続き、沢ネタです。
10/19 キキリベツ川
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倒木による天然の砂防ダム
10/20 オショロコツ川
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源頭付近まで遡行しました
10/21 ルサ川~コンブハマ川
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恐竜の卵を発見(ウソ)
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コンブハマ川の大滝
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懸垂下降
コンブハマ川はルサ川の支流です。
地形的にたいしたことないだろうと思っていましたが、上流には滝が連続してなかなか楽しい沢でした。
これで六日間にわたる地質調査も終了です。
九月と合わせて計9本の沢を遡行しましたが、幸いなことに一度もヒグマと遭遇しませんでした。
しかし、足跡、糞、強烈な獣臭など気配を感じることは多く、きっとそばに潜んで我々を見守ってくれていたのでしょう。

最近は九月に引き続き、地質調査のアルバイトで羅臼の沢に入っています。
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モセカルベツ川H370の大滝
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ケンネベツ川
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ショウジ川H200の滝
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ショウジ川の断層
同行している地質学者さんによると、この断層は知床半島の成り立ちを説明する上で、かなり貴重な証拠になるとのこと。
僕はまったくの地質ど素人なので、話半分しか理解できません。。。
「じゃあ、お前は何のためにいるんだ」と言われそうですが、
・ルートファインディング(できるだけ歩きやすいルートを取る。たまに間違えますけど。。。)
・熊避け(もしヒグマが出たら襲われる係)
・サンプルの石を持ち帰る(要は歩荷)
などの重要な(?)仕事をしています。。。。