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知西別川は羅臼湖を源流にもち、根室海峡に流れ出ています。
今回はプライベートで、知西別川から羅臼湖を目指しました。
羅臼知昭町から入渓し、ダムを越えて沢の中を進みます。
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この滝は知西別湖への二股です。
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へつり
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シャワークライミング
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ナメ滝が連続する
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柱状節理。この付近は川床も柱状節理になっています。
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後半は巨岩帯が続きます。
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H680の大滝。これは右岸から高巻いていきます。
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高巻地点から知西別山(通称)、羅臼市街、知西別湖が望めました。
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羅臼湖に到着。約8時間の沢登りでした。
羅臼湖は強風で白波が立ち、雹にも降られました。
常に北風に吹かれ、とにかく寒い寒い一日でした。下山後は熊の湯に直行。
やっぱり沢登りは夏にやるべきでしたね。。。

知床は寒気に包まれ、一気に冷え込んでいます。
今日、羅臼岳は初冠雪しました。
そんな中、登ってきました、羅臼岳。
体感気温、氷点下。雪ではなく雹やあられに降られ、
恐怖の強風の中、さすがに登頂はムリ。
大沢で引き返しました。
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夏山登山に来たら、冬山を味わってご満悦(?)
羅臼平まで行った勇気ある登山者曰く、
「風で立っていられない。手が凍傷になりそうだった」
とのこと。行かなくて良かった。。。
この冷え込みで一気に紅葉が進みました。
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大沢の紅葉
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初冠雪ならぬ初冠雹。下山後知床峠にて
久々に冬山を味わってきました。
体が寒さに慣れていない分、厳冬期より寒く感じました。
この時期の知床では普通のことなんですけどね。。。

最近、羅臼岳ネタばかりですが、ガイド業務もそろそろ終わりますので、ご容赦下さい。
今日の羅臼岳も快晴でした。空気が澄んで、秋山の雰囲気。
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羅臼湖、斜里岳はおろか、遠く阿寒の山々まで見えました。
今日のお客様は、知床に通い続けて五年。いつか登ってみたかった憧れの羅臼岳。。。
いつも羅臼湖から眺めていた羅臼岳。今日はなんとしても羅臼岳山頂から羅臼湖を見たい!
そんな願いが、雲を吹き飛ばしたのでしょう。
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山頂直下から上を見ると、こんな危ない岩が。
「落ちないんですか?あの岩」ほとんどのお客様は不安になるようです。
今までの地震では平気だったのですが、どうなることやら。
通称「落っこちそう岩」、踏ん張ってほしいものです。
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前回このブログで羅臼岳の紅葉がいまいちと書きましたが、このウラシマツツジはキレイに紅葉しています。羅臼平~岩清水で見頃です。

今日の羅臼岳は言うことなしの天気。
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知床連山、国後島、羅臼湖、斜里岳。。。。ちょっと靄っていましたが、全て望めました。
エゾシカ、シマリス、オジロワシ、下山後にヒグマ(岩尾別川)と、野生動物も多数出演。
岐阜からのご一行様には知床の野生を存分に味わっていただきました。
そして、今日の控えめな脇役たち
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エゾノツガザクラ(山頂直下)
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アオノツガザクラ(大沢上部)
ほとんどの花が終わっているこの時期に、頑張っていました。
岩清水にはイワウメが3株残っています。
最後に羅臼岳の紅葉状況ですが、今年は、今のところ全然です。。。
八月の低温と九月のこの暑さで、紅葉の進行が止まり気味。
色が付かずに枯れて落葉するものも多く見受けられます。
そろそろ秋らしくなってくれないとね~。

今日は秋の一日コース。
午前中の羅臼湖トレッキング後、午後からは熊越えの滝
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ここから下に降りるルートは現在、倒木のため通行止です。
けっこうな巨木が倒れて、ルートが塞がれていました。
お次はクジラ探しに「クジラの見える丘公園」へ。
山梨の学生さんがクジラ調査中でした。
快晴ベタ凪と条件は良かったこともあるが、さすがプロ。
たった20分で3頭のマッコウクジラの噴気を発見!
「こんなに簡単にクジラが見られるなんて!」とお客様は大興奮&大喜び。
そしてメインのカラフトマスの遡上見学。
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羅臼湖で使用した長靴を使って川歩き。足元ではマスが跳ねている。
今年はカラフトマスの遡上が遅れているのか、例年に比べて数は少ないです。
ヒグマの痕跡も今日は見つけられませんでした。
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遡上するセッパリ(オスのカラフトマス)
〆は相泊温泉で国後島を見ながら入浴。
天気に恵まれ、山、海、川と知床の自然を満喫したようです。