Archives

All posts for the month 12月, 2012

昨日12/27に以前このブログで紹介した知床海獣ツアーの試乗会があり参加させていただきました。
hitokoma2012-1228-1.jpg
このような小船で行きますので、とにかく暖かい服装が必須です。
今回は1時間半ほどの短い時間でしたが、風が冷たく体感気温-10℃くらい、報道関係者の皆様は寒さで体が固まってしまったようです。
麻布漁港を出航してすぐにトドを発見。
ゆっくり走りながら次々とトドが現れます。
hitokoma2012-1228-2.jpg
今回はトドとの距離は平均50mほど。たまに船のそばに突然顔を出すこともありました。
hitokoma2012-1228-3.jpg
トドが潜る瞬間
トドは大変頭がよく、トド打ちのハンターの船、ウニ漁師の船を覚えているそうです。
ウニ漁が始まると、好奇心旺盛なトドはウニ船に近づいてきます。
今回は初めての遊漁船による見学ツアーのため、トドもある程度距離をとっていましたね。
自分たちにとって安全な船だと認識されればもっと寄ってくるのではないか、と船頭はおっしゃっていました。
hitokoma2012-1228-4.jpg
全部で100頭近くのトドを見ることができました。
今までは陸から見ていたのですが、やはり船で近づくと迫力あります。
体長2m、300キログラムの巨体が数十頭の群れでいるわけですから。
年明け1/5からこのツアーは始まります。
日本でこれだけでトドを見ることに出来る場所は他にないでしょう。
流氷が来ると沖合いに去ってしまうので、流氷が来るまでの期間限定ツアーです。
お問い合わせは羅臼町観光協会まで。
観光協会事務局長レポートブログ

毎年このネタを書くのは、いつ番屋の水が凍結したのか記録を残すため。
水道凍結は昨晩12/25でした。
昨夜から今日にかけて羅臼は猛吹雪。
今日はホワイトアウトの中、配送の仕事をしていました。
夕方に一本の電話が入る。
道路管理者「吹雪で道路閉鎖したいのですが、何時に帰宅しますか?」
僕「7時くらいになると思います」
道路管理者「じゃあ7時に石田さんが帰宅したら閉鎖します」
僕「「わかりました。ご配慮ありがとうございます」
というわけで、帰宅と同時に道路閉鎖。今冬初めて閉じ込められました。
昨年もこの二つの恒例行事は同じ時期でした。
気がつけば、もう10年こんな冬を迎えています。

今冬、羅臼では期間限定で以下のツアーが実施されます。
知床海獣ツアー
羅臼には12月~2月にかけてトドがやってきます。
トドを陸から見ることができるのは、羅臼を含め道内でも数箇所しかありません。
今までも陸から眺めることはできましたが、これは小船に乗って間近で見学しようというものです。
野生動物なので100%見られるわけではありませんが、羅臼のトドはある程度いる場所が決まっているので、かなりの高確率で遭遇できるかと思います。
また、羅臼のトドは流氷がやってくると沿岸から沖合いに移動するので、流氷シーズンには見ることができません。当然海が時化ているときは実施できません。
というわけで期間限定・不定期なツアーですが、間近で見るトドは迫力がありますよ!
知床倶楽部ガイドでは、このツアーを組み込んだ
知床らうす冬の1日ガイドプログラム」を1/5~2月中旬頃の期間限定で実施します。
詳しくはお問い合わせください。
知床倶楽部ガイド
hitokoma2012-1214.jpg
これは数年前、海の生物調査時の写真です。

ご無沙汰しておりました。
久しぶりに羅臼へ帰ってきたら案の定、冬になってました。
2週間、大阪~高知~淡路~神戸~篠山~東京~千葉と旅してきました。
メインは淡路島への帰省だったのですが、ついでに懐かしい友人たちにたくさん逢ってきました。
11/17~20 大阪~高知県室戸市~馬路村
大阪までは飛行機、そこからバスに5時間半ゆられて室戸へ。
4年前まで羅臼に住んでいた友人に逢いに行きました。
hitokoma2012-1202-1.jpg
バスを降りたら恥ずかしい嬉しいお出迎え
hitokoma2012-1202-2.jpg
4年ぶりの宴会は車庫にて(風船の飾り付けがポイント)。
カツオのタタキと自然薯入りお好み焼きをごちそうになりました。
翌日は皆でゆずの里、馬路村へ
hitokoma2012-1202-8.jpg
バンガローを借り切って連日の宴会。
この日は軍鶏(しゃも)鍋、ちょっと〇〇風味が欲しいよね、と・・・
羅臼にいたころはお互いの家でしょっちゅう飲んだくれていました。
北海道を去る日には苫小牧まで見送りにいったことも。
4年経って、高知でまた飲める日が来るとはね。
最高のおもてなしをしていただきました。ありがとう!
彼は現在、本格派手作りの犬小屋を製造・販売しています。
カッサン建築工房
11/20~23 淡路島
こちらも約4年ぶりにカミさんの実家へ帰省です。
hitokoma2012-1202-4.jpg
淡路はみかんや柿がそこかしこに生っていて、長閑です。
暖かくて、穏やかで、羅臼に帰るのがイヤになります。
hitokoma2012-1202-5.jpg
どこに行っても紅葉がキレイでした。
食べ過ぎ、飲み過ぎを解消するために400mの山へ慰霊登山をしましたが、頂上の御茶屋のようかんを食べてしまいました・・・
ご家族には連日たいへんなおもてなしをいただき、ありがとうございました。
11/23~25 神戸~丹波篠山
神戸で10年ぶりの旧友と飲んで、翌日は篠山で7年ぶりに再会。
篠山といえば、黒豆、いのしし肉、山の芋。
hitokoma2012-1202-6.jpg
いくら美味そうとはいえ、近くで見過ぎ。
ぼたん鍋。しかも野菜類は全て自分の畑で採ってきたものだそうです
hitokoma2012-1202-7.jpg
あまりの美味しさに大量の鍋を全て平らげ、仕事から帰って来た奥様の分がまったくないという事態に。
昼から人様のおうちに上がりこみ酒を飲んだあげくのこの失態。本当に失礼いたしました。
篠山は、野菜も豊富で山の幸が豊かな町でした。
昔の城下町の面影を残す街並みは歩いているだけで楽しく、古民家を利用したお店がたくさんあって良い景観が保たれていました。こういう雰囲気が北海道にはないですね。
11/26~28 東京~千葉
そろそろ暴飲暴食の日々とさよならしたかったのですが、東京でも旧友と飲んだり・・・。
今回の旅では、軍鶏、猪豚、淡路牛、牡丹鍋、馬刺し、etc・・・
なんか珍しい肉ばっかり、数年分のごちそうを食べた気がします。
久しぶりに逢う人が多かったので、行く先々でたいへんなおもてなしをしていただきました。
自分も、知床に来る人に対してどんなおもてなしをしているのか、改めて考えました。
何年もガイドやっているとおもてなしが惰性になってくることもあります。
たまにはおもてなしを受けることも必要ですね。
この旅でお世話になった多くの方々に感謝です。
ありがとうございました。今度は僕が知床でもてなす番です。