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イマイチの天候が続きますが、羅臼湖も寒かったり暑かったりで安定しない日々です。

この日は風雨厳しく、体感気温5℃以下。羅臼湖でのティータイムで人心地つきました。


曇天続きの中、ようやく晴れた一時。


雪渓歩きもそろそろ終わりです。


二の沼お花畑はエゾコザクラ満開。開花は例年より2週間は早いですね。

毎年恒例の知床岬への徒歩巡視ですが、今年も環境省レンジャーのサポート役で歩いてきました。

大時化だったので、出発を一日延期。翌日もまだ波が高く、へつり箇所の通過はギリギリ。

トッカリ瀬のへつりはロープ使用。

歩いて行くうちに波も収まり、引き潮なので歩きやすくなる。

メガネ岩のへつり

ペキンの鼻では、知床エクスペディションツアーに遭遇。

今回は大荒れの知床岬が回れず、岬台地を赤岩までカヤックを曳いたとのこと。詳細は新谷さんのブログへ。


近藤ヶ淵を高巻きせずに通過できた。ここまで潮が引くことはめったにない。

初日は滝の下まで歩きBC設営。


BCからの日の出


カブト岩の高巻き


知床岬灯台


今年もここへ来ることができました。


モイレウシの通過は靴を濡らす

ヒグマとの遭遇は3日間で延べ10頭でした。

知床岬で仲良く食事中


クライミング中

今回も6月とは思えない寒さや高波、ヒグマに悩まされる厳しい3日間でした。
しかし日本でこのような冒険ができるフィールドはそう多くはないでしょう。
冒険心を持った若者は是非徒歩での知床岬到達を目指してもらいたいものです。

高巻き箇所や、残置ロープ状況にも毎年変化がありますので、現地で必ずルサフィールドハウスに立ち寄って最新の情報を入手してください。
また、このルートを歩く人に守ってもらいたいルールがありますので、必ず読んでから出発しましょう→シレココ

利尻は3泊して、4日目の朝一で礼文島へ渡る。
到着早々に現地で高山植物の保護管理をしている友人にガイドをお願いして、礼文島の希少な高山植物についてレクチャーしていただいた。


桃岩展望台から元地灯台までのコースはこの時期最高のお花畑が見られます。


レブンソウ。礼文島固有種の一つ。


レブンキンバイソウ。近似種のボタンキンバイより大きくて目立ちます。


礼文で一番有名な固有種、レブンアツモリソウ。
誰でも見られる群生地とは違って、点在している自生のアツモリソウは目立たないのでガイドがいないと見つけるのが難しいです。


つばめ山からの桃岩。赤い屋根は今晩お世話になる桃岩荘YH。


登ってきた利尻を眺めながら3時間ほどのトレッキング。

桃岩荘では初めての方もいたのでサプライズの連続でしたが(笑)楽しい一夜を過ごさせていただきました。

翌日のフェリーお見送りは大雨の中でも盛大でした。
これに感動してまた泊まりに来る方も大勢います。

稚内ではいつもお世話になるカフェ「お天気屋」へ

名物「リシリアンカレー」

今回は馴染みのゲストの方々と一緒に「第二の故郷」礼文へ行くことができました。
島では以前働いていた時代の旧友たちにもたくさんお世話していただき、本当にこの仕事をしていて良かったと思える数日間でした。
また来年も必ず行きます!ありがとうございました。

6月の恒例となりつつある利尻礼文ツアー。
今年は昨年ご参加の方含めて3名の常連様と共に4泊5日で行ってきました。

稚内で集合してフェリーまで時間があったので宗谷岬へ観光。
間宮堂で定番のホタテラーメンを食べて宗谷丘陵フットパスを歩く。

ホタテの貝殻を敷き詰めた白い道。空が青ければもっとキレイなんです。

まずは利尻に渡る。ちょうど106年ぶりのヒグマ騒動で持ち切りでした。
天気模様から利尻登山をスライドして、初日は観光にあてる。
前日にサイクリングロードでヒグマの糞が見つかったので、レンタサイクルでヒグマ捜索がてら姫沼までサイクリング

必死でヒグマを探すお姉さま方ですが残念ながら見つからず(笑)


姫沼ハイキング。他の観光客はやっぱり怖いのか、皆クマ鈴を鳴らしていました。

その後はレンタカーで島一周

南浜湿原ハイキング。ここは海抜0mながら羅臼湖とほぼ同じ植生でお花もたくさんさいていました。

翌日はこのツアーメインの利尻山登山。
快晴無風、最高の天気に恵まれました。

8合目からの利尻山


僅かに雪渓残る


礼文島全景


皆さん知床連山縦走経験者だけあって、軽々と登頂。
頂上からは天売焼尻はもちろん、サハリンまで見通せました。


利尻空港からちょうど飛行機が飛び立つ瞬間

下山後は利尻富士温泉で疲れを取り、「うみねこゲストハウス」にお世話になりました。

島を出るときは感動のお見送りをありがとうございます。

「その2礼文島」へ続く