天塩川から上がった日は知人の宿、天塩弥生駅に宿泊。
翌朝早起きして羽幌まで移動、フェリーで天売島へ渡りました。
20年ほど前に一度訪れようとして宿まで予約しながらフェリーが欠航して渡れなかったことがあります。
以来、是非渡りたいと思っていた離島です。
天売島ではネイチャーライヴの野鳥ツアーに参加しました。
ウミネコの繁殖地見学。奥は焼尻島
観察小屋もあり、ウミガラス(オロロン鳥)を探すが見つからず。
現在天売島では50羽ほどしか確認していないそうです。
20年前に予約までしたニシン番屋の民宿(元の天売ユースホステル)。
素晴らしいロケーションなんで是非泊まりたかったのですが、かなり前に廃業していたそうです。
現在は誰も利用せずに朽ち果てるのを待つばかり。
何とか保存や利活用の道はないものでしょうか・・・
夜はウトウの帰巣を見学。80万羽いると言われているウトウが一斉に飛んでくる模様は圧巻でした。
しかも猛スピードで飛んでくるウトウに激突されるというおまけ付き。
翌日はフェリーで焼尻へ渡って島を散策。
オンコと広葉樹が離島に残った貴重な原生林です。
ここのオンコは強風でハイマツのように低木化しているのが特徴的でした。
奥には羊の牧場があり、サフォーク羊のジンギスカンが名物だそうです。
残念ながらまだ営業していなくて食べられませんでした。
島に一軒しかない看板も出していないカフェ。
この時期どこもお昼ご飯を食べる場所がなかったので、島民に聞いてこのカフェを教えてもらいました。
パンフにも案内にも出していないけれど、口コミだけでやっているそうです。
店内のインテリアも個性的ですが、コーヒーとカレーが大変美味でした。
ここへ来るために島へ渡る観光客もいるとのことです。
焼尻は日帰りでしたが、とても充実した5時間の滞在でした。
20年前の宿題をようやく片付けられた気がします。