遠征

利尻は3泊して、4日目の朝一で礼文島へ渡る。
到着早々に現地で高山植物の保護管理をしている友人にガイドをお願いして、礼文島の希少な高山植物についてレクチャーしていただいた。


桃岩展望台から元地灯台までのコースはこの時期最高のお花畑が見られます。


レブンソウ。礼文島固有種の一つ。


レブンキンバイソウ。近似種のボタンキンバイより大きくて目立ちます。


礼文で一番有名な固有種、レブンアツモリソウ。
誰でも見られる群生地とは違って、点在している自生のアツモリソウは目立たないのでガイドがいないと見つけるのが難しいです。


つばめ山からの桃岩。赤い屋根は今晩お世話になる桃岩荘YH。


登ってきた利尻を眺めながら3時間ほどのトレッキング。

桃岩荘では初めての方もいたのでサプライズの連続でしたが(笑)楽しい一夜を過ごさせていただきました。

翌日のフェリーお見送りは大雨の中でも盛大でした。
これに感動してまた泊まりに来る方も大勢います。

稚内ではいつもお世話になるカフェ「お天気屋」へ

名物「リシリアンカレー」

今回は馴染みのゲストの方々と一緒に「第二の故郷」礼文へ行くことができました。
島では以前働いていた時代の旧友たちにもたくさんお世話していただき、本当にこの仕事をしていて良かったと思える数日間でした。
また来年も必ず行きます!ありがとうございました。

6月の恒例となりつつある利尻礼文ツアー。
今年は昨年ご参加の方含めて3名の常連様と共に4泊5日で行ってきました。

稚内で集合してフェリーまで時間があったので宗谷岬へ観光。
間宮堂で定番のホタテラーメンを食べて宗谷丘陵フットパスを歩く。

ホタテの貝殻を敷き詰めた白い道。空が青ければもっとキレイなんです。

まずは利尻に渡る。ちょうど106年ぶりのヒグマ騒動で持ち切りでした。
天気模様から利尻登山をスライドして、初日は観光にあてる。
前日にサイクリングロードでヒグマの糞が見つかったので、レンタサイクルでヒグマ捜索がてら姫沼までサイクリング

必死でヒグマを探すお姉さま方ですが残念ながら見つからず(笑)


姫沼ハイキング。他の観光客はやっぱり怖いのか、皆クマ鈴を鳴らしていました。

その後はレンタカーで島一周

南浜湿原ハイキング。ここは海抜0mながら羅臼湖とほぼ同じ植生でお花もたくさんさいていました。

翌日はこのツアーメインの利尻山登山。
快晴無風、最高の天気に恵まれました。

8合目からの利尻山


僅かに雪渓残る


礼文島全景


皆さん知床連山縦走経験者だけあって、軽々と登頂。
頂上からは天売焼尻はもちろん、サハリンまで見通せました。


利尻空港からちょうど飛行機が飛び立つ瞬間

下山後は利尻富士温泉で疲れを取り、「うみねこゲストハウス」にお世話になりました。

島を出るときは感動のお見送りをありがとうございます。

「その2礼文島」へ続く

天塩川から上がった日は知人の宿、天塩弥生駅に宿泊。
翌朝早起きして羽幌まで移動、フェリーで天売島へ渡りました。

20年ほど前に一度訪れようとして宿まで予約しながらフェリーが欠航して渡れなかったことがあります。
以来、是非渡りたいと思っていた離島です。


天売焼尻航路のフェリー。1.5時間で天売へ到着

天売島ではネイチャーライヴの野鳥ツアーに参加しました。

ウミネコの繁殖地見学。奥は焼尻島


展望台からケイマフリやアザラシを観察。


観察小屋もあり、ウミガラス(オロロン鳥)を探すが見つからず。
現在天売島では50羽ほどしか確認していないそうです。


20年前に予約までしたニシン番屋の民宿(元の天売ユースホステル)。
素晴らしいロケーションなんで是非泊まりたかったのですが、かなり前に廃業していたそうです。
現在は誰も利用せずに朽ち果てるのを待つばかり。
何とか保存や利活用の道はないものでしょうか・・・


夜はウトウの帰巣を見学。80万羽いると言われているウトウが一斉に飛んでくる模様は圧巻でした。
しかも猛スピードで飛んでくるウトウに激突されるというおまけ付き。

翌日はフェリーで焼尻へ渡って島を散策。

オンコと広葉樹が離島に残った貴重な原生林です。


ここのオンコは強風でハイマツのように低木化しているのが特徴的でした。

奥には羊の牧場があり、サフォーク羊のジンギスカンが名物だそうです。
残念ながらまだ営業していなくて食べられませんでした。


島に一軒しかない看板も出していないカフェ。
この時期どこもお昼ご飯を食べる場所がなかったので、島民に聞いてこのカフェを教えてもらいました。
パンフにも案内にも出していないけれど、口コミだけでやっているそうです。
店内のインテリアも個性的ですが、コーヒーとカレーが大変美味でした。
ここへ来るために島へ渡る観光客もいるとのことです。

焼尻は日帰りでしたが、とても充実した5時間の滞在でした。
20年前の宿題をようやく片付けられた気がします。

5/20~23で、天塩川の川下りへ遠征してきました。
名寄市~天塩町の河口まで総延長150㎞の間には堰が一つもなく、一気に下れる川としては日本最長のロングツーリングが可能です。
今回は美深町~天塩町河口までの140㎞を3泊4日で下る計画です。
パートナーは四季風舎を主催するフォトグラファー赤坂氏。
昨秋の四万十川に続き、ベテランカヌーイストに先導していただきました。


美深橋からのスタート。雪解け時期なので増水して流れは速い。


新緑が美しくて同じような景色が続いても飽きない。

初日はちょっと頑張って50㎞漕いでキャンプ。

テント場は音威子府にある松浦武四郎北海道命名の地のすぐ近く。
先日、絵本作家関屋さんの講演を聞きに行った時にこの場所のことを聞いて是非訪れたいと思っていた。
命名150周年記念の年に、カヌーでこの地を訪れることができて光栄だった。


しかもここは目の前を宗谷本線が通る絶好のロケーションだった。

2日目も良い天気。新緑に加えて春紅葉も見事でした。


この日は約30㎞と早めに上がって中川町の温泉でのんびりと。

3日目は途中上陸で寄り道しながら40㎞ほど漕ぐ。

廃駅めぐり(雄信内駅)


北緯45度線で乾杯


幌延で見つけたキャンプ地はロケーション最高でした。

4日目は河口も近くなり流れも遅いが、予報に反して無風の好条件

川面は鏡のよう


天塩町の河口近くになると、利尻山を目標にラストスパート。

無事河口の公園まで漕ぎ切りました。
ゴール地点では赤坂氏の奥様がお出迎えで至れり尽くせりです。ありがとうございました。


最後に天塩町で食べた北寄カレー美味でした!

最近の週末は山岳会の行事が続きました。

3/31~4/1 羅臼山岳会現役メンバーで遠音別山麓へ
3時間の林道歩き

重たい橇の中身はほとんど酒

ロケーションの良い場所で幕営

遠音別岳が良く見えました

テントで飲む酒は美味い、ちょっと飲み過ぎました。

翌日はあわよくばピークまで、と計画してましたが二日酔いで中止しました。
来年はピーク行きましょう。

4/6~8 羅臼山岳会創設期のメンバーで道南の漁岳へ
羅臼、旭川、札幌の持ち回りで毎年行っている交流山行ですが、今年は札幌メンバーの仕切りで漁岳へ

天気はイマイチでしたが、オコタンペ湖は見えました。


支笏湖に向かって滑降。雪はガリガリで難しい斜面も難なく滑る方々。


6時間ほどの山スキー、下山後は宿にて反省会。山も酒もバリバリ現役な方々。


宿は歴史ある大きな建物の温泉付きYHで、我々の貸切でした。
13名中最高齢75歳、60歳以上が2/3を占めるメンバー。
山も人生も大先輩方に学ぶことは多いです。

おまけ

疥癬(?)のタヌキ現る