流氷

2/2、前日接岸した流氷と朝日を撮影すべく相泊海岸へ。
あまりに天気が良いので、急に思い立って知床岳へ登ってきました。

日の出とともにスタート。

橋の落ちた、カモイウンベ川の渡渉はギリギリスキーで渡れました。


ここは数年ごとに雪崩が起きて周囲の木々が爆風でなぎ倒される場所。
今年は予想通り雪が少なく、雪庇も発達していない。

いつものルートで標高650の壁手前でシートラ。
アイゼンで登るが、雪が少なくて踏み抜きまくりで体力消耗。

標高950で稜線に出て再びスキーに。ガリンガリンでシーアイゼン必須です。


広大な稜線とモンスター。バックは硫黄山。

順調に6時間ほどで山頂へ。

オホーツク海には到達したばかりの流氷が漂っていた。
このときは気にも留めなかったが、のちに流氷が渦巻いているとのニュースになっていた。確かにそう見える。


山頂から知床岬方面

この日は国後も美しかった

国後島の山々と、手前はポトビラベツの断崖

ガリガリ稜線のスキー滑降はかなり足にきたが、無事2時間ほどで下山できた。
朝から流氷といい、山といい素晴らしい一日でした。

おまけ

朝陽と流氷山塊
名付けて「ダイヤモンド ドリフトアイス」

天候と海況に恵まれないとなかなかできない流氷カヤック。
良いタイミングでお声掛けいただいたので、数年ぶりに漕いでみました。

2/28 羅臼前浜(海岸町・北浜付近)

流氷本体は沖へ去り、岸近くの残氷を狙って出艇


知床岳をバックに。
富良野からやってきた友人は、普段厳冬期の空知川を下るほどのベテランです。

3/11 羅臼前浜(幌萌付近)

国後側で盛り上がった流氷本体が、羅臼前浜へ一気に流氷が押し寄せてきました。
朝方、僅かにあった開水面を狙って、我が師匠とともに漕ぎ出しました。

このような好条件は数年に一度です。1時間ほどで岸まで流氷が押し寄せたのであっという間に終了。
短いけど至福の時間でした。

おまけ

同日、羅臼の漁船が流氷に阻まれて帰港できず、海保の砕氷船が救助活動を行う事態となりました。
ニュースでも大きく報道されました。震災から6年の3.11は記憶に残る1日です。

常連様を迎えて、2日間のトレッキング。

初日は流氷を求めてウトロまで。
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一面の流氷原

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男の涙にて

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流氷を眼下にランチタイム

2日目は藻琴山へ
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平日でもスキーヤーや登山者がちらほらと。
雪は良いし、展望も抜群でお手軽に登れるので人気がある山です。

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風が冷たいので、ツエルト張ってランチタイム

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この山は樹氷がいいですね~

おまけ
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流氷と氷瀑とエゾシカ

今日はプロカメラマンをゲストにロケーションガイド。
羅臼から道東をぐるっと一回り500㎞走破してきました。

野付半島にて夜が明ける
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夜明けの月

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ナラワラ

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摩周湖

ようやく今シーズン初の流氷
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斜里海岸

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象の鼻

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フレペの滝

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流氷原に沈む夕日

どこに行っても最高のロケーションで、冬の道東を楽しんでいただけたようです。

おまけ
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シカにちょっかいを出すキツネ

まもなく5月ですが、羅臼の海はまだ流氷に覆われています。
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知床岳をバックに。山はまだまだ雪が多い。
数十年前は5月連休までこのような光景があたりまえだったそうですが、今年の勢力はそれ以上とのことで、漁業者は船が出せなくて大変です。
浜ではカモメが大宴会
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打ち寄せられたオキアミに1000羽以上群がっていました。
こんな組み合わせも
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なかなかお目にかかれません。