今日は羅臼岳登山道整備業務の完了検査で、環境省レンジャーとともに羅臼側登山道へ。
今シーズンはガイド業務の合間を縫っての登山道整備で、とても忙しかったのですが、何とか無事に検査も終わりました。
あとは報告書を提出するだけですが、これがまた苦手で・・・・
本日、屏風岩の迷い込み防止ロープは撤去しました。
羅臼側に下山する際は、この標識と矢印を見落とさないでください。
これからは日が短くなるので、このルートを往復する場合は日の出と共に出発しないと日没までに下山できない可能性もあります。
羅臼岳の紅葉は標高800m~1300mでピークを迎えています。
泊場から見た羅臼岳の紅葉
泊場~屏風岩は紅葉のトンネル
お花畑はチングルマで真っ赤
9合目付近
羅臼平の雪渓と紅葉
例年より黄葉の色付きが良く、ここ10年で一番キレイに感じました。
今年の知床は大雪にも負けない紅葉ですよ。
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毎年恒例のご家族とともに、紅葉真っ盛りの十勝連峰・富良野岳へ。
稜線の風が強く寒かったけど、天気にも恵まれ、最高の紅葉登山を楽しめました。
今回は白金温泉に宿泊して、周辺の観光と温泉巡りも。
久々に富良野・美瑛付近を回りましたが、どこに行っても大勢の人で賑わっていましたね。
青い池
白ひげの滝とブルーリバー
美瑛の丘
浮島湿原
おまけ
昔、旅で知り合った旧友が富良野で営んでいる宿です。
今回は15年ぶりの再会でした。
そらいろのたね
アットホームでリピーターさんも大変多い人気の宿です。
今シーズン最後の連山縦走ガイド、9/21~22の1泊2日で行ってきました。
初日はガスの中登って、羅臼岳山頂で晴れるという願ってもない演出
連山の雲がみるみる晴れていくシーンはドラマティックでした。
縦走路はチングルマやクロマメノキなどの紅葉がピークを迎えています。
2日目も朝からガスで真っ白でしたが、硫黄山手前で晴れるという幸運
中の廊下
山頂にて
今回は9/19からの予定を天気待ちで2日間入山を遅らせました。
縦走に4日間日程を取って頂いたおかげですが、待った甲斐がありました。
2日間まったく疲れも見せずに歩き通したタフなお2人は親子。
初日は息子さんの誕生日。テント場で出てきたものはビール、日本酒、ワイン、そしてなんと「響」まで。
寒いがせっかくだからと、外で祝杯を挙げつい飲み過ぎに・・・
この3連休は常連様と知床岳を目指しました。
初日は北風が強く、稜線は轟々と唸りをあげるほどで、知床沼まで行くのをやめて途中で幕営しました。
初日のテント場、通称「青沼」。
2日目も朝から雨、稜線もガスで覆われている。
知床岳登頂を諦め、ゆっくり出て知床沼へ。
崩壊地の登り
年々足場が崩れて狭くなっている
ポロモイ台地のヤブ漕ぎ。
ハイマツとササが刈り分け道を覆って非常に歩きづらく、ルートを失う危険性あり。
特に台地入口は、踏み跡がササに覆われ非常に分かりづらく、初めての人はここで迷う人が多い。
雨と露で全身ずぶ濡れになりながら知床沼へ到着するも、ガスで真っ白。
翌日の晴天を期待して幕営する。
そして3日目の朝、苦労してここまで来た甲斐がありました!
暁に染まる1132峰と知床沼。
陽を浴びて移り変わる山の色が劇的でした。
常連様もこの景色で、知床岳に登れなかったことが吹っ飛んでしまったよう。
毎年ここに来ている僕もここまで美しかったこのは初めて。あきらめないで登ってきて本当に良かった。
知床沼、知床岳を目指す方へ
登山道はありません。ルートのほとんどは獣道です。
地図、コンパス、GPSを携帯しましょう。
ここ数年は踏み跡や刈り分け道がヤブに覆われ非常に分かりづらく、所要時間も昔に比べて多くかかるようになっていますので、日程には余裕をもって臨みましょう。
最近は道迷いで到達できない事例も多く聞きますので、安易な入山は控えるべきでしょう。
知床沼で野営する場合は、必ずロープの内側にテントを張り、周辺の植生保護に努めてください。
テントスペースは3張程度しかありません。大人数での野営は控えましょう。
知床岳方面を目指す方へ
知床の山はすっかり秋めいてきました。
涼しくて快適な登山日和が続いています。
9/2 羅臼岳
75歳のご高齢、雲海の山頂へ。
9/6 硫黄山
9/7 斜里岳
昨年羅臼岳登頂のリピーター様。今年は硫黄山と斜里岳に登頂です。
ちょうど一等三角点を巡る方々と一緒になり、三角点標識付で。
斜里岳は沢の水量が例年より多めで、なかなか楽しめました。
おまけ
硫黄山山頂直下の大岩。
最近ここで右のウブシノッタ沢に迷い込む遭難が相次いでいます。
(ルートは左に曲がって硫黄沢を下るのが正解)
晴れていればなんてことのない場所も、ガスで真っ白になると杭や標識を見落としがちなので注意しましょう。