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念願であった礼文島シーカヤック遠征へ。
メンバーはおじさんばかりの総勢3名。
経験豊富なベテランカヤッカー2人に囲まれ心強い。
6/2 礼文へ渡り、キャンプ場に前泊。
この時点では快晴ベタ凪で明日からの行程に期待を膨らませてたが・・・
6/3 島北部の船泊から出艇、スコトン岬を回って西海岸を南下する。
この日は南西の風が強く、西海岸は波立っていた。
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スコトン岬付近。奥はトド島。
ここまでは穏やかな海だったが、岬をかわすと海況が一変。波も高くなり向かい風が強い。
強風でゴロタ岬を回りこむことができずに、11:00に岬手前の小さな浜に上陸する。
この時点では、まさかここに3日も足止めされるとは想像もしなかった。
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海況は悪くなるばかりで、テントを張り1泊目
6/4 天気は良いが強風で動けず停滞2日目
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海上を旋風が走る
ゴロタ山を登ったりして1日過ごす。
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スコトン岬付近も白波。
6/5 海上風速20m(保安庁データ)、浜にいても波しぶきがかかるような強風。停滞3日目。
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強風で煽られるテント。この後ポールが折られる。
流木で補強して何とか過ごせるようになるが、張り綱もちぎれボロボロに。
この浜は水も取れず、風を避ける場所もなかった。
水はある程度持参していたが、飲み水を節約するためにビールを飲んで過ごす。
漕げる日はあと1日しかなく、西海岸漕破どころが引き返すことも出来なくなる恐れがでてきた。
最悪の場合は、カヤックを置いて歩いて岩礁帯を越え、隣の集落へ脱出するプランまで検討していた。
6/6 風が落ちて波も穏やかになった。3日振りに出艇。
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ゴロタ岬をかわして西海岸を南下する。
西上泊を越えた辺りで出し風が強くなってきた。海況もだんだん悪くなる。
元地まで一気に漕ぐつもりだったが、南東の出し風で思うように進めず、召国付近で引き返し西上泊に上陸してツアーは終わった。
予定の半分しか漕げなかったが非常に中身の濃い充実した遠征だった。
礼文島は以前数年間過ごしたこともあって、僕にとっては思い入れのある場所だ。
いつかカヤックで回りたいと思い続けてようやく叶ったが、見事に打ちのめされた。
でもこれでもう一度行く目標もできたし、めでたくケープ・スコトナーになれたので良しとしよう。
*ケープスコトナー・・・スコトン岬を回った者に与えられる称号。ケープホーナーに匹敵する権威である(ウソ)
お散歩会カヤック班レポート「風の島礼文島」byたじごん
おまけ
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ウミウのコロニー

所用でウトロに行ったついでに、オロンコ岩へ。
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ゼンテイカ(エゾカンゾウ)
まだ5月だよ。こんな早く咲いたっけ?
他にもオドリコソウ、センダイハギ、マイズルソウ、エゾシモツケなどたくさん咲いていました。
ここはエゾシカが侵入できないので、知床本来の海岸植生が残っている貴重な場所。
日当たりもよく、羅臼北浜付近に比べて約一ヶ月開花が早い別天地です。
おまけ
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警戒しながらも知らん顔のオオセグロカモメ。

知床倶楽部ガイドページをリニューアルしました。
知床らうすの自然体験プログラム
6月より夏のプログラムが始まります。
今年は知床連山縦走と硫黄山登山の可能期間が延長されたので、ほぼシーズンを通じて知床の稜線を歩くことができます。
もちろん、定番メニューの羅臼湖トレッキング羅臼岳登山もオススメです。
7月~9月はまだスケジュールに空きもございますので、興味ある方はお問い合わせください。
お問い合わせ・お申し込みフォーム
けっして楽しいだけのメニューではありません。天気が悪ければそれなりに悲惨な目にもあいます。
(もちろん安全確保を最優先にしますが)
それを含めて知床の自然を深く味わえる喜びをお客様と共有できたら嬉しく思います。
ガイドのご依頼お待ちしております。

今日も知床秘湖沼めぐり。
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ミズバショウの咲く小沢を詰め、源頭からは猛烈なネマガリダケのヤブ漕ぎ。
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ダケカンバの新緑が映える小さな沼に到着
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木々の隙間から羅臼岳
知床湖沼全制覇まであと7つ!

今日はポカポカと暖かい1日でした。
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沢沿いには春の花の代名詞、ミズバショウとエゾノリュウキンカが咲いています。
しかし、河口には
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冬の代名詞、オオハクチョウがまだ居ました。
たぶん渡りの途中に立ち寄ったと思うのですが、この時期にまだ居るなんて。
早く北へ帰んなさい。羅臼の人が皆エサをくれると思ったら大間違いだよ~