羅臼岳

最近悪天候続きだった羅臼岳、ようやく晴れてくれました。
DSCN0155
羅臼平までガスの中、抜ければ雲海が広がる

山頂まで涼しく快適な登山日和でした。
DSCN0163
たまには自分も入ってみる

DSCN0169
大沢の雪渓跡からは遅咲きのチングルマやツガザクラ。

DSCN0171
大沢はまだ一部雪渓が残っています。
距離は短いですが、とても固くほとんど氷に近い箇所も。
アイゼン装着、もしくはピッケルで足場をカットしたほうが安全です。

今日も羅臼平でヒグマが目撃されています。ここ最近はほぼ毎日出ているようです。
羅臼岳はヒグマ対策もぬかりなく!

羅臼岳の日帰りガイド2本。

8/7
IMGP0006
山頂からの眺めは360度の雲海

IMGP0009
560岩峰付近でヒグマと遭遇。
我々が通り過ぎたのち、遠慮がちに登山道を横切って藪に消えました。

8/9
IMGP0012
山頂で1時間半粘るも、ガス晴れず。

IMGP0004
大沢はまだ雪渓残っています。今年はかなり雪解けが遅れています。
一部の斜度は急で滑落の危険があり、雪の固さによってはアイゼンが必要です。

ここ1週間は悪天候や暑さとの闘いでした。

7/23 羅臼岳
朝から雨でしたが、行けるとこまで行きましょうとのことで出発
DSCN2732
ウトロ側大沢の雪渓もまだまだ残っています。

「あともう少し、あと少しだけ頑張る!」と言っている間に登頂。
DSCN2735
山頂ではガスが晴れて一瞬連山も見えました。

7/25 硫黄山
昨年途中下山だったリピーター様は、今年も硫黄山へ再チャレンジ。
この日は朝からピーカン、暑さとの闘いでした。
DSCN2762
展望は抜群、だけどそれよりも何よりも
DSCN2777
この一等三角点に出逢いたかったのです。
全国の一等三角点を巡って数十年、御年74歳!の目的を達成することができて良かったです。

7/27 斜里岳
昨年、知床連山縦走を果たした常連様と、斜里岳へ
前日まで新谷さんの知床エクスペディションに参加していたというパワフルなお方です。
DSCN2811
久々の竜神の池。この日も風がなく暑かった!

DSCN2807
山頂はガスに覆われていましたが、沢登りを堪能されたようです。

おまけ
7/25の硫黄山山頂岩場では
DSCN2772
エゾオコジョ(たぶん)のお出迎え。
至近距離で遭遇も、向こうは人間が珍しかったのでしょうか?しばらく見つめあってしまいました。

知床の山はすっかり秋めいてきました。
涼しくて快適な登山日和が続いています。
9/2 羅臼岳
hitokoma2014-97-1.jpg
75歳のご高齢、雲海の山頂へ。
9/6 硫黄山
9/7 斜里岳
hitokoma2014-97-2.jpg
昨年羅臼岳登頂のリピーター様。今年は硫黄山と斜里岳に登頂です。
ちょうど一等三角点を巡る方々と一緒になり、三角点標識付で。
hitokoma2014-97-3.jpg
斜里岳は沢の水量が例年より多めで、なかなか楽しめました。
おまけ
hitokoma2014-97-4.jpg
硫黄山山頂直下の大岩。
最近ここで右のウブシノッタ沢に迷い込む遭難が相次いでいます。
(ルートは左に曲がって硫黄沢を下るのが正解)
晴れていればなんてことのない場所も、ガスで真っ白になると杭や標識を見落としがちなので注意しましょう。

スタート時は曇りだった羅臼岳。
羅臼平で雲の上に出て、山頂では見事な雲海が広がっていました。
hitokoma2014-816-2.jpg
hitokoma2014-816-1.jpg
高山帯ではタカネトウウチソウ、エゾオヤマリンドウなど、秋の花が見頃になっています。
hitokoma2014-816-3.jpg
イワギキョウとチングルマの綿毛
おまけ
hitokoma2014-816-4.jpg
山から大きな客船が見えました。まもなく羅臼にも寄港する「にっぽん丸」でしょうか?