知床連山縦走

今年2回目の連山縦走、7/8~10で昨年羅臼岳を登ったリピーター様とともに。
2日目までは快晴の縦走路、最高の展望とお花を眺めながらのんびりペースで。
シレトコスミレは終盤にさしかかってきました。
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羅臼岳と日暈
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第一火口野営地は1張分だけ雪が解けていた。フードロッカーも蓋だけ出ており何とか使用可能。
今回のハイライトは3日目。
台風接近による前線の動きで、朝から稜線は恐ろしいほどの強風が吹き荒れていた。
第一火口分岐から硫黄山直下までのコルは立って歩けないほどの暴風。
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硫黄山本峰。
登頂を早々と諦め下山にかかるが、、体が転げるような強風で雪渓トラバースも危険、這いつくばってウブシノッタの沢にエスケープして大岩分岐へ登り返した。通常なら僅か20分のルートを2時間かけてようやく通過。
夏山では久々に風の洗礼をうけました。

今シーズン一回目の知床連山縦走、常連様とともに7/1~3の2泊3日で行ってきました。
初日の羅臼岳と最終日の硫黄山は雨とガスでしたが、中日は展望に恵まれ、満開のお花畑を愛でながらの縦走路でした。
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硫黄沢上部、知円別分岐のシレトコスミレはすでに終わりかけですが、縦走路の南岳~硫黄山第一火口分岐までは開花がピークを迎えています。
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今回の縦走では、入口と出口でクマさんのお出迎え。
岩尾別登山口でスタート10秒後にいきなり遭遇、カムイワッカ下山後には林道で親子クマに通せんぼ。
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木登り親子
縦走路野営地情報
・三ツ峰指定野営地の水は例年通りまだ出ています。
・二つ池は地の池と手前の雪渓で水が取れます。
・第一火口野営地は全面雪でテントサイトは出ていません。フードロッカーもまだ雪の下で使用できません。

9/18~20は知床連山縦走。
台風一過でで上空に寒気が入り、みぞれ、ガス、強風に翻弄されながら秋の稜線を満喫できました。
初日はガスに覆われていた知床連山が
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山頂付近で晴れる
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三ツ峰指定野営地では激しくテントに叩きつける雨音、犯人はみぞれでした。
2日目はガスの中、天候回復を信じて出発
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草紅葉のミクリ沼
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二つ池付近から晴れてきて、急に元気になる乙女たち
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知円別平ではチングルマの紅葉が見事でした
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強風の「中の廊下」をクリアしてコケシ岩で一息
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まだ大雪渓の残る第一火口野営地はお花畑でした
三日目は高曇りで気温高め
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「こんなに歩いてこれたのが信じられない!」
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硫黄山も登頂して
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硫黄沢のナメ沢や雪渓でしごかれるも、無事下山。
登山経験があまりないお2人、スポーツで鍛えた体力を武器に、何だかんだ言いながら厳しい秋の稜線を踏破してしまいました。
シーズン7回目、最後の連山縦走ガイドを無事終えることができてホッと一息です。
おまけ
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エゾノツガザクラ、まだ咲いてます

8/31~9/1はリピーター様と今年6回目の連山縦走ガイド。
初日はガスに覆われた山々が時々姿を現す。
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過去2回登っている羅臼岳は今回パス。
縦走路にはまだまだお花畑が残っています。
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サシルイ岳のチングルマとアオノツガザクラ
予定幕営地の二つ池に到着したのが13:00。
明日は低気圧が来るので、今日中に第一火口まで行くことに。
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ガスで景色はたまにしか見えないが、おかげで涼しく歩きやすいコンディション
15:30に第一火口野営地に到着。なんと10時間でここまで来てしまった。
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まだ大雪渓の残る第一火口はお花畑満開でした。
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夕刻にはガスが晴れ、今日一日で歩いてきた縦走路を振り返る
翌日は6:30に出発して11:30にカムイワッカへ下山、1日半(計15時間)で縦走してしまったSさんでした。
おまけ
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まだシレトコスミレ咲いていました!もう9月ですよ~

8/27~29の知床連山縦走ガイド、今年5回目で初の停滞、縦走できず。
初日の羅臼岳山頂
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みるみる雲が晴れ連山が姿を現す。
山はすっかり秋めいてきた。
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満開のタカネトウウチソウとサシルイ岳
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紅葉するウラシマツツジ
翌日は朝から暴風雨に見舞われる
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発達した低気圧が通過し、風は北西に変わる。
ここはある程度風を避けられる場所だが、それでも強風でテントは揺れ雨が叩きつける。
ラジオでは道内大雨のニュースが流れていた。
天気図を取るが低気圧が予想以上に発達した模様、しかもスピードが遅い。
結局動けず終日停滞となる。外に出るのも大変な1日であった。
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こんな日は食べて寝る食べて寝る
天候の回復に期待したが、翌日もガスと強風。気温は5℃以下。
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こんな天気に歩いても低体温症の恐れあり、縦走を断念して下山した。
今回のお客様は某大手銀行にお勤めで、初めてのテント泊でした。
残念ながら縦走できませんでしたが、かなりのワイルドな経験にご満悦(?)
今話題のドラマのように
「やられたらやり返す。倍返しだ!」
と言ってリベンジを誓っておりました(一部脚色)