久しぶりというか、やっと晴れました、羅臼岳。
羅臼平にて。今日は国後もはっきりと見えました。
山頂からの羅臼湖、ほんと久しぶりの景色。山は少しずつ秋色に染まり始めています。
大沢ではチシマクモマグサが満開です。
高山植物の開花は終盤に向っていますが、まだイワギキョウやエゾオヤマリンドウ、エゾヒメクワガタ、エゾツツジなどが咲いています。
今日は涼しく快適な登山日和。
久々の晴天ということもあり、大勢の登山客で賑わっていました。
おまけ
今朝の朝焼けは凄かった!
夏山ガイド
8/31~9/1はリピーター様と今年6回目の連山縦走ガイド。
初日はガスに覆われた山々が時々姿を現す。
過去2回登っている羅臼岳は今回パス。
縦走路にはまだまだお花畑が残っています。
サシルイ岳のチングルマとアオノツガザクラ
予定幕営地の二つ池に到着したのが13:00。
明日は低気圧が来るので、今日中に第一火口まで行くことに。
ガスで景色はたまにしか見えないが、おかげで涼しく歩きやすいコンディション
15:30に第一火口野営地に到着。なんと10時間でここまで来てしまった。
まだ大雪渓の残る第一火口はお花畑満開でした。
夕刻にはガスが晴れ、今日一日で歩いてきた縦走路を振り返る
翌日は6:30に出発して11:30にカムイワッカへ下山、1日半(計15時間)で縦走してしまったSさんでした。
おまけ
まだシレトコスミレ咲いていました!もう9月ですよ~
8/27~29の知床連山縦走ガイド、今年5回目で初の停滞、縦走できず。
初日の羅臼岳山頂
みるみる雲が晴れ連山が姿を現す。
山はすっかり秋めいてきた。
満開のタカネトウウチソウとサシルイ岳
紅葉するウラシマツツジ
翌日は朝から暴風雨に見舞われる
発達した低気圧が通過し、風は北西に変わる。
ここはある程度風を避けられる場所だが、それでも強風でテントは揺れ雨が叩きつける。
ラジオでは道内大雨のニュースが流れていた。
天気図を取るが低気圧が予想以上に発達した模様、しかもスピードが遅い。
結局動けず終日停滞となる。外に出るのも大変な1日であった。
こんな日は食べて寝る食べて寝る
天候の回復に期待したが、翌日もガスと強風。気温は5℃以下。
こんな天気に歩いても低体温症の恐れあり、縦走を断念して下山した。
今回のお客様は某大手銀行にお勤めで、初めてのテント泊でした。
残念ながら縦走できませんでしたが、かなりのワイルドな経験にご満悦(?)
今話題のドラマのように
「やられたらやり返す。倍返しだ!」
と言ってリベンジを誓っておりました(一部脚色)
8/21~23の知床連山縦走はなんと11歳のお客様。
晴れ待ちの羅臼岳山頂では待ちくたびれて昼寝。
雲海に沈む夕陽(三ツ峰野営地)
縦走路は秋の花エゾオヤマリンドウが咲き始めました
そうかと思えばシレトコスミレ!まだ咲いていました
第一火口野営地はチングルマ満開のお花畑
3日目になってようやく晴れ間が
硫黄山山頂到着時に覆っていた雲は見る見る間に取れて
歩いてきた縦走路が姿を現す
前半はガスでチラリとしか見えなかった景色も、最後にドラマティックな演出が待っていました。
3歳から登山の英才教育を受けているS君は顔色一つ変えずにたんたんと歩き続け、用意していた食料だけでなく予備食まで平らげるタフな11歳でした。おそらく連山縦走最年少記録でしょう。
最近の知床は毎日雨・雨・雨・・・
本州では40℃越えのニュースですが、羅臼は半分にも満たない気温ですよ。
今朝の我が家は13℃でした。
2日連続、雨の羅臼岳でした。
8/12 雨の羅臼岳山頂
風が弱かったので、こんな天候でも多くの人が登頂していました。
560岩峰付近で久々にヒグマに遭遇。
最近このあたりで多くの人に目撃されていますのでご注意を。
8/13 途中から雨は止むも山頂は真っ白。
往復10時間の道中、雨でもガスでも延々と喋り続けるパワーに脱帽。
一瞬ガスが晴れ、三ツ峰が顔を出したときは歓声が上がりました。
雪解けの遅れている大沢では
チングルマやツガザクラのお花畑が満開です。
大沢のルート上の雪渓はほぼなくなりました。
おまけ
エサを銜えるノゴマ