7/2~4、二泊三日で知床連山縦走ガイド。
シレトコスミレを初め、高山植物の写真撮影が目的です。
初日は岩尾別から入山し、羅臼岳登頂後
三峰指定キャンプ地で幕営
2日目はサシルイ、
オッカバケ、二つ池
南岳と縦走、念願のシレトコスミレに出会う
知円別平のお花畑は満開
硫黄山第一火口指定キャンプ地で2泊目
ここはフードロッカーがまだ雪渓に覆われ使えませんでした。
念のためフードコンテナ持参してよかったです。
3日目は朝から悪天候。
強風とガスで視界もなく、硫黄山登頂は断念してカムイワッカへ下山
無事縦走達成!お疲れ様でした。
シレトコスミレの開花はほぼピークで、南岳~硫黄山にかけて咲きまくり。
コマクサとメアカンキンバイ
そして、珍しいと思うのですが、
ほんのり赤いイワウメを初めて見ました。
稜線上はどこも花盛り。重荷を担いだ疲れも吹き飛ぶような充実の3日間でした。
夏山ガイド
今シーズン最初の羅臼岳ガイドは雨中の登山でした。
小雨の振る中、サクサク登って5時間で山頂へ。
93座目とのことです。一昨日から雌阿寒、斜里の連続登山の疲れもなく元気一杯でした。
「今日もう一回羅臼岳行けるよ!」「・・・それは勘弁してください」
ウトロ側登山道7合目、大沢の雪渓は例年よりちょっと少なめ。
このようにところどころ岩が露出していますので踏み抜きに注意が必要です。
今日のように気温が低い日は雪が硬く締まっています。
前爪のある8本以上のアイゼンが必要になります。
9合目岩清水ですが、今年はほとんど水が出ていません。
なぜでしょうか?理由分かる方いましたら情報下さい。
岩清水~山頂まではまだ雪渓が3ヵ所残っています。
滑落や踏み抜きに注意が必要です。
羅臼岳花情報
ウトロ側登山口~大沢
・チシマフウロ、エゾヒメクワガタ、ヒメイチゲ、チシマザクラ(終わりかけ)、ウラジロナナカマド、ウコンウツギなど
チシマフウロ(オホーツク展望台付近)
羅臼平~山頂
・メアカンキンバイ、エゾコザクラ、チングルマ、キバナシャクナゲ、コメバツガザクラ、イワウメ、ミネズオウ、エゾノツガザクラなど
エゾノツガザクラ(山頂直下)
*早朝、集合場所の木下小屋に着くと、遭難騒ぎで救助隊やマスコミが集まっていました。
ほどなく無事に自力下山したとのことでなによりです。
悪天候と、視界不良、雪渓などでルートを失って一晩ビバークしたとのことです。
この時期の羅臼岳はまだ夏山登山気分で登るにはちょっと厳しい山。
充分な装備と体力、読図能力、判断力が必要になります。
一週間ほど大雪山に遠征してきました。
目標はトムラウシ山。岳人あこがれの北海道を代表する山です。
当日は最高の天気に恵まれ、表大雪、十勝連峰、東大雪、そして阿寒の山まで望めました。
前々日に下見で登ったときは天気が悪く、
山頂付近は完全に冬。強風で立っていられないくらい。
どうなるかと思ったが、翌日から気温があがり、雪も解けて何とか無事登頂。
14時間かかり、下山は真っ暗の中ヘッドランプで慎重に下降しました。
久々に登りましたが、やはり厳しい山です。
過去に夏山で何度も遭難が起きているので、自分的にもかなりのプレッシャーでした。
翌日は大雪高原沼トレッキングへ
紅葉が遅れたおかげで、ちょうど見頃でした。
知床の紅葉はまだピーク前ですが、一足先に大雪の紅葉を満喫。
ともかく、無事に終わってほっと一息です。