夏山ガイド

9/23~25の2泊3日で、常連のご夫婦をゲストに今年4回目、シーズンラストの連山縦走です。

初日は大雨、ずぶ濡れになりながら羅臼平まで。
以前羅臼岳には登っているので山頂はパスしてテントで鋭気を養う。

翌日からは最高の天気。
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期待薄だった紅葉でしたが、予想に反して稜線は深紅の絨毯。
真っ赤に染まったチングルマやクロマメノキが疲れを癒してくれました。

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連日の11時間行動、見事「古希記念の知床連山縦走」完遂です!
私のゲストではこれまでの最高齢ですね。おめでとうございます。

北海道はここ一週間で3つの台風が通過しました。
台風や大雨で仕事もままならない日々が続いております。

8/18~22で、常連様とともにトムラウシ~大雪山縦走の予定で遠征してきました。

初日はトムラウシ温泉から入り、トムラウシの山頂を経由してヒサゴ沼へ
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ピークはガスだが、ときおり晴れてトムラウシ公園、ロックガーデン、日本庭園などの景観を楽しめました。

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ヒサゴ沼で一泊。テント持参でしたが翌日雨予報なので避難小屋へ。

夜の気象通報で翌日の大雨予報と台風接近を知り縦走を中止して、天人峡へ下山することに。
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翌朝は日の出とともに出発して化雲岳へ。稜線は強風でした。

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縦走する予定だった白雲岳~旭岳も、この時点ではまだ見えていた。

化雲岳~天人峡は長いルートで疲労、しかも連日の雨続きで登山道はほとんど沢下り状態。
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エゾオヤマリンドウ満開

途中から土砂降りの雨に降られたが、午前中に天人峡へ下山。
迎えの車でトムラウシ温泉へ。
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トムラウシ温泉。宿の横の河川が増水して氾濫寸前です。
ここに宿泊予定でしたが、宿の方も通行止になりそうだから出たほうが良いとのアドバイス。
車を回収して帯広へ脱出しました。

直後に天人峡、トムラウシ温泉ともに道路決壊で通行止になる。
早めに下山して正解でした。

空いた日は帯広、富良野、美瑛などを観光、富良野岳日帰りも試みましたが台風連発で断念。
台風に翻弄された日々でしたが、リクコト(陸の孤島)をギリギリ回避し事故もなく終わったので良しとします。

8/5~7の2泊3日で、今シーズン3回目の知床連山縦走。

初日の羅臼岳は強風とガスでピークをパス。
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三ツ峰でマウンテンウェーブ(山岳波)の雲がみるみる取れていくドラマティックな演出。
テントサイトの水はまだしぶとく出ていましたが、まもなく涸れるでしょう。

翌日は朝から晴れるも風が冷たい。
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サシルイからの三ツ峰と羅臼岳

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二つ池と知床連山
二つ池手前の雪渓はまだ水取れます。

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第一火口テントサイトは一面のお花畑。
シレトコスミレもまだ咲いていました。

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最終日の硫黄山は猛暑で消耗しましたが、2日目以降天気はずっと晴れ。

縦走路ではほとんど人に逢わず、テントサイトも2泊とも貸切でした。
後から聞いたら、二つ池のテントサイトは激混みだったそうです。
縦走は2泊でのんびり歩くのがおススメです。

おまけ
ゲストの方には前日に知床五湖、縦走後に羅臼湖と、知床の山々を満喫していただきました。
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シーズン初めての知床五湖は意外と空いていました。

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羅臼湖は常時ガスが流れる天気でしたが、三の沼で一瞬晴れる幸運。

7/23~25で今年2回目の連山縦走。
リピーター親子をゲストに、快晴と雲海の3日間でした。

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羅臼岳山頂

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縦走路はどこ歩いてもチングルマが満開

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三ツ峰テントサイトからの夕景
テント場の雪渓はまだ残っており、水は取れました。

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二つ池と連山

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シレトコスミレはほぼ終わりに近いですが、第一火口テントサイト~硫黄山ピーク分岐の間でまだ咲いています。

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3日かけてゆっくり歩いてきた縦走路の眺め

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硫黄山ピークも雲海で、ルサの稜線は羅臼側から滝雲が流れ落ちていました。

13歳の息子さんも体力・身体能力ともに抜群で、アウトドアに精通した父親とともに野生の山々を楽しんでいただけたようです。
今回は三ツ峰でテント8張、第一火口で5張といつも貸切のテント場が珍しく賑わっていました。

2泊3日で常連様とともに知床沼へ。

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1泊目は青沼で。
いつも美しい佇まいですが、この時期は虫に注意。
やぶ蚊、ブヨ、ヌカカ(らしきもの)が大量に襲来してきます。

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崩壊地の登りは花盛り

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ポロモイ台地に上がるとハイマツ地獄が待ち受けています。

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知床沼にて。
到着時ガスに覆われていた沼も夕刻に1132峰が映り込みました。

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知床沼での野営は決められたロープ区間内のみ認められています。
知床沼の野営について(ルサフィールドハウス)

今回の目標は知床岳でしたが、ペースや天候を考慮して、キャンプしながらのんびりと知床の秘湖沼を楽しむことにしました。

おまけ
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崩浜の海岸線は花盛り。
知床固有種のエゾモメンヅルも満開でした。