シーカヤック

ポロモイ岳は知床半島先端部にある992mの山。
登山道はもちろん、刈分けもないハイマツのジャングルに覆われた到達困難な山の一つです。

今回はアプローチにシーカヤックを用いて登頂を目指しました。
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カモイウンベ川からの知床岳

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チシマキンバイ

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化石浜

ペキン河口に上陸、BC設営
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翌朝の日の出

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ペキン川を遡行

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沢は増水していたものの比較的容易で歩きやすかった

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唯一の高巻きがこの滝

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沢はやがて雪渓に

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高度を上げていくと、国後島の向こうに択捉が見えた

後篇に続く

今日はハイマツではなくカヤック漕いできました。

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たまには海からの連山もいいですね。

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「例の海底隆起」を海から。高さは7~10mくらいでしょうか。

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人が歩いていました。まだ調査は続いているようです。

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国後もクリアに。

晴れたとはいえ、まだ5月の海。風も海水も冷たくて、最後は凍えながら漕いでいました。
半島周回も良いですが、このあたりの海岸線も人家がなく良い景観が広がっています。
4羽のオジロワシとたくさんの海鳥に出逢うことができました。

8/22~24の2泊3日で、カヤック半島周回の旅に出ました。
羅臼側相泊をスタート。
順調にスピードに乗って、ペキンまで2時間で到達するも、そこから先は追い波に翻弄されながら緊張の連続。
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二本滝にて。
カブト岩通過時に、トドが顔を出してこちらを伺っていました。
赤岩沖で南風が強く白波が立ち始めたので、赤岩に上陸する。
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上陸するなり大歓迎を受けました。
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国境境の碑
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灯台にて。
知床に通い始めて7年、これまでに連山縦走や知床岳などを踏破した常連様は念願の知床岬到達です。
森繁さんは、この景色を思い浮かべたのでしょうか・・・
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知床岬のハマナス
その後も波風は強くなるばかり。結局その日は知床岬をかわせずに、赤岩でキャンプでした。
翌朝は少し風が収まるも、依然赤岩沖は白波が。
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カヤックを牽引して、赤岩沖の危険地帯を通過。
岬をかわすと海況は一変し、ベタ凪のウトロ側でした。
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海賊湾
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カシュニの滝と硫黄山
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キャンプ地での夕陽
ウトロ側は順調に漕ぎ進み、3日目の朝にはウトロへ上陸できました。
おまけ
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岩を持ち上げようとして踏ん張るヒグマ
夜中にヒグマの雄叫びで叩き起こされ、ほとんど寝られなかったのはここだけの話です。

今回の地質調査は3日間シーカヤックで行いました。
ウトロ側断崖の海岸線やカムイワッカ方面河川の下流域は海からのアプローチが最適です。
海が荒れる難しい時期でしたが、幸い3日とも海況には恵まれました。
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洞窟探検
波はそれほどでもなかったですが、うねりによる陸波が常時あるので上陸と出艇が難しい。
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マムシの浜(通称)
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イダシュベツ下流域