昨日、知床縦走を果たした4名パーティーとお話しする機会がありました。
4日かけて知床岳から残雪の残る岬まで縦走し、昨日下山したばかりです。
相泊から宿へお送りしながら山の話で盛り上がりました。
リーダーの方曰く
「知床の山は素晴らしかった。岬に着いたときは本当に感動した!」
「知床は世界のどの山とも違う感じがした。海が見える山は他にない」
「念願かなってうれしいです」
この方はなんと75歳!しかもエベレスト70歳登頂、セブンサミッツ(世界七大陸最高峰登頂)、8000m峰三座登頂など素晴らしい経歴を持つ登山家でした。
世界中の山を登ってきた方から
「知床の山は世界に誇れる。」
とのお言葉をいただき、そこをフィールドにしている者として嬉しく誇らしい気持ちになりました。
昨年のちょうど今頃、僕も岬までスキー縦走を試み、あと少しで達成できなかったのですが、
再び挑戦したいという気持ちがわいてきました。
近くて遠い知床岬
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約2ヶ月ぶりのお散歩会、東岳へ行ってきました。
標高差1500m、稜線から豪快なダウンヒルが日帰りで楽しめる、知床屈指のコースです。
H1000でシーデポ。バックは知床岳
広大な斜面をアイゼンで登る。
雪の状態が良ければスキーが使えたのですが、今日はカリカリ。
久々のアイゼンによる長時間の歩行で足は重い。。。
山頂にて。すっきりとはいかないまでも、知床岳、サシルイ岳や硫黄山が望めました。
シーデポ地点まで下り、いよいよ滑降開始。
朝は硬かった雪も少しゆるんでちょうど良いザラメになり、絶好のコンディションでした。
ボーダー、テレマーカー、山スキーと様々なメンバーは豪快に滑りまくり!
スノーシューでサクサク登ってきたボーダーOさん、さすが~
そして今日は佐々木隊長も久々の参加です。
三日前まで足の再手術のため入院していたのに、普通にガンガン滑ってました。
「リハビリがてらちょっと登ってみるわ~」って、
リハビリで来る山じゃないでしょ、ここは。
凄すぎて言葉もありません。。。。。
ベテランお散歩犬、ヒロ。いとも簡単に登頂。
生後三ヶ月のアイヌ犬、ユキ。
お散歩会デビューは元気に頑張りましたが、足が冷たかったのか後半はザックに乗りまくり。。。
朝の段階では天候も雪質もいまいちでしたが、結果的に大満足の山行となりました。
コースタイム
7:00知円別小学校~10:00H1000シーデポ10:30~12:00山頂12:30~14:30知円別小学校
おまけ
ヒグマの足跡発見。標高380m付近にて
昔からの憧れだった犬ぞりツアーに参加してきました。
南ふらので犬ぞりツアーを行っているアウトライダーの松原さんが、標津の民宿万月堂をベースに現在知床遠征中です。
是非!とお願いしたところ、快く引き受けて下さいました。
このツアーの特徴は、ただ犬ぞりに乗って楽しむだけではありません。
犬との対話、橇の準備や段取りなどをガイドと一緒に行うことによって、犬たちと自分が一体となりチームとしての信頼関係を築くことを目的としています。
このように橇のセットや扱い方のレクチャーを受け、はじめから自分たちで準備します。
この頃になると、犬たちも「やっと走れる!はやく連れて行け!」と興奮気味になっています。
中にはやる気の無いのもいますが。。。。
犬たちは「アラスカンハスキー」という橇を引くために交配された雑種が中心です。
全部で26頭います。
今回は橇一台につき6頭の犬たちとチームを組みますので、まず名前を覚え、会話をして犬たちと心を通わせるように努力します。これはすごく大事なことだそうです。
ハーネスを装着して橇につなぐのが結構大変。力が強い犬たちを1頭ずつ引っ張り6往復。
この時点でヘトヘト。。。
いよいよスタート!雪はグサグサで犬たちも走りにくそうですが、すごいパワーで引っ張っていきます。
雪原をまっしぐら!知床の山々が全て見渡せる最高のロケーション!
ウナベツ岳をバックに走る
僕のチームにはやんちゃなヤツがいて、しょっちゅう隣の犬にちょっかいをかけるため、途中で犬の配置を変えました。
それでもうまくいかず、再び配置換え。
このように犬の性格を把握できないと、上手く走らせることは難しい。
最初の段階でより深く犬たちと関わることが非常に重要です。
今回のマイメンバー。
セナ、ピノコ、ムク、ウーア、ガオ、ティガ、お疲れ様!
そしてありがとう。
たった4時間ほどでしたが、素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
松原さん、ゆうかちゃん、ありがとうございます!
来年も知床に来ていただけるとのことで、楽しみにしています。
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