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All posts for the month 5月, 2011

今日は網走地方遭難対策協議会による山岳遭難救助訓練を羅臼湖周辺で行う予定でしたが、道路が開かず中止。
知床峠付近は完全に雪降っているみたいです。
今回は羅臼山岳会が中心となって準備していただけに、とても残念。
道路が開けば本番さながらの良い訓練になったであろうに。。。
麓は晴れているので、時間も空いたしちょっと散策。
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ミズバショウの群落
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ニリンソウ。山菜として食することもできます。
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エゾノリュウキンカ。ヤチブキとも呼ばれこれも山菜です。
他にもネコノメソウ、ヒメイチゲ、スミレなど、この季節ならではの花がたくさん咲いていました。
野鳥も活発に動き始め、オオジシギのディスプレイフライトやコマドリのさえずりも聞こえてきます。
5月中旬~下旬の羅臼は観光閑散期ですが、、峠はまだ雪山、麓は春の芽吹きとまったく違う景色が楽しめるオススメの時期ですよ。

やっと晴れて道路開きました。
今年はGWから悪天が続き知床横断道路も閉鎖ばかり。
かなりストレス溜まっていたので、今日はそのうっぷん晴らしてきました!
10:00の道路開通は一番乗り。知床峠に駐車してすぐスキーで出発
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羅臼岳。南西ルンゼ(真ん中の溝)から頂上目指します。
なんか4/28の開通時より積雪増えた感じですね。
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南西ルンゼ入口。いつもならここでスキーをデポするが、今日はルンゼ滑降がメインなので、シーズリ(スキーをロープでズリズリ引っ張ること)でアイゼン装着。
最近降った新雪もすでにザラメになっており、雪崩の危険はないと判断しました。
そのままルンゼを直登、アイゼンはよく効いてガンガン高度を稼げた。
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ルンゼ出口。H1550でスキーデポ。いつもならハイマツが出ている時期だが、雪のおかげでスムーズに通過。
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羅臼岳山頂。風が強く立っていられない。看板は見事なエビのしっぽになっていました。
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天頂山、知西別岳方面。羅臼湖もよく見えました。
頂上滞在3分。風が強すぎるのでさっさと下山する。
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スキーデポ地点。いよいよ今日のメイン、斜度40℃のルンゼ滑降。
おそるおそる滑りだすが、雪はズブズブのザラメでターンしにくい。
2回ほどスキーを捕られ転倒したが、雪が軟らかいので問題なし。
核心部を越えてからはノンストップで峠まで滑りました。
最後まで誰とも逢わず、貸切の南西ルンゼでした。
ようやくこれで満足して雪山シーズン終わることができます。
10:15知床峠~11:30ルンゼ入口~12:30H1550シーデポ~13:00山頂13:03~14:10下山

アザラシの赤ちゃんが保護されていると聞き見に行ってきました。
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生後1.2ヶ月なので、毛が半分だけ生え変わっています。
ゴマフかワモンかまだわからないとのこと。
(追記)5/8にワモンアザラシと判明しました。
ちょっとお眠むでしたが、
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餌(ワカサギ)を与えると元気にもぐもぐ。
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カメラ目線。めんこいですね~
数日後にはどこかの施設に引き渡すそうです。
このブログのせいで、皆に「親子ご対面だね~」て言われてます。
5/8追記
今日になって、ワモンアザラシということが判明したそうです。
以下、飼育係からのコメントです。
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今朝、さらに白い毛が抜けて背中が出てきていたので、
水で背中を少しぬらして模様を確認したら、ワモンアザラシ
でした。ちょっと目が小さくて鼻先が長めのワモンちゃん
(メス)ですね。
ゴマフにしては体が小さい、体重軽い、でもそんなに
やせてない、なんで5月初旬にホワイトコート(白毛)?
などと迷ってはいましたが・・・
長期収容するには設備がなく、野生復帰させる気なら
生き餌を広いプールで食わせて訓練し、なおかつ人なれを
防止せんといかん、羅臼沖はワモンの本来の夏の生息地
(サハリンなど)からは南すぎる、など諸々問題あるので、
早めに設備の整った町外の他施設へ移送したいと思っています。
なお、感染症予防などのため、一般公開はしておりません。
めがねあざらしさんは同属(親)なので特例です。
あしからずご了承ください。  「飼育係」

昨年まで羅臼岳から往復でしか行けなかった硫黄山ですが、今年は条件付で硫黄山登山口が使えるようになります。
つまり、羅臼岳から硫黄山の縦走、またはその逆、さらに硫黄山の日帰り登山が可能になります。
期間 2011年 6/25~8/25
道路管理者であるオホーツク総合振興局に事前に申請手続きが必要です。
通行止が解除されたわけではありませんので、登山者が徒歩で使用する場合のみの特例措置です。
具体的な申請方法は5月上旬に発表されますのでもう少しお待ち下さい。
今回は特例として認めていただいたことを理解して、違法行為のないよう皆様のご協力お願いいたします。
知床倶楽部ガイドではこれを受けまして、硫黄山への縦走プログラムを変更しました。
知床連山縦走ガイド
詳しくはお問い合わせ下さい。
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縦走路より硫黄山を望む