Archives

All posts by banyakitahama

4/28に知床横断道路が開通しました。
例年通り最後の春山スキーを3日間連続で楽しんできました。

4/28 天頂山~羅臼湖へ
ガスと強風で南西ルンゼ予定を変更、峠で偶然会ったメンバーでしたが、ベテラン揃いで視界なしもサクっと登頂でした。


ハイマツが寝ている間に


羅臼湖への滑降

4/29 羅臼岳南西ルンゼ
この日も峠での即席パーティー。エクストリームスキーヤーとの同行は刺激的でした。


ルンゼ入口は藪漕ぎなしで通過


シートラでのルンゼ登攀はきつくてこの後追い抜かれました。


ピークにて。エピの尻尾が見事に発達していました。


南西ルンゼ滑降、40度の急斜面ですがザラメだと僕でも何とか滑れます。

4/30 知西別岳
この日は休もうかと思ってましたが、天気が良かったのでじっとしていられなくなり、3たび峠に出勤。


スキー、スノーボード、アイゼンなど様々なスタイルの地元メンバーがピークに集う。


連山と羅臼湖を見ながらの滑降は毎年感動してます。


雪解けの羅臼湖を歩く。意外と落ちないものですね。
(あくまでスキー履いての話なので、良い子は真似しないでください)

*4/30の下山後すぐに峠付近で雪崩が発生。道路が塞がれ通行止に。
その後5/4まで(5/3と5/4は部分開通)通行止は続きました。
開通後の雪崩はここ15年で初めてですね。

我々の裏山「東岳」、天気に恵まれ今シーズン初のピークでした。


羅臼岳方面。縦走路はまだ真っ白で、例年より雪解け遅れていますね。


今冬は道路閉鎖で行けなかった知床岳を望む。


メンバーは山岳会3名+プロボーダー。

標高差1500mのダウンヒル!

なにせロングルートなので

途中でのんびり休みながら滑らないと足がパンパンになります。

おまけ

笹藪にスキー取られて転びまくり、この日一番の難所でした。

冬シーズン最後のガイドは常連様とともに海別岳へ。

最高気温15℃まで上がり雪解けもどんどん進んでいます。
朱円尾根ルートはかなりハイマツが立ち上がってきましたが、何とか突破できました。

尾根からの斜里岳と小海別岳


偽ピークから本ピークを望む


雪が緩んでいたので、スノーシューのままわずか4.5時間でピーク到達


海別岳から昨冬登った斜里岳を望む。
さて来年はどの山へ?


下りは尻滑りも使って、あっという間に下山。
最後に樹林帯で雷雲が轟き、雨に打たれたのもご愛敬。

これでゲストは2年前から知床岳、東岳、斜里岳、海別岳と全て晴れて一発登頂です。持っていますね~。

最高の天気に恵まれたエイプリルフール。日帰りで羅臼岳へ登ってきました。

熊の湯を5:30スタート。羅臼川を渡渉して尾根に取り付きます。
雪はガリガリで麓からいきなりシーアイゼン装着。良く効いてサクサク歩けました。

今回はいつもどおり登山川右岸尾根に乗りましたが、尾根通しではなく新しいルートを開拓します。
途中から羅臼川支流を渡って、羅臼川源頭の扇状地に出ました。

羅臼川源頭。ここまで3時間、思ったより早いペースです。
ここから南西ルンゼに取り付くか南東尾根に乗るか迷いましたが、今回は南東尾根へ。ルンゼはGWに取っておきます。


標高1300mで、雪が固くなったのでシーデポ。アイゼンでピークを目指します。
横断道路の除雪作業も見られました。順調に進んでいるようなのでGW前の開通を期待したいですね。


山頂溶岩ドーム


快晴無風の山頂。ここまで5.5時間、条件に恵まれ順調すぎるくらいでした。


羅臼側の流氷はまだびっしり。しばらくは根室海峡に居座りそうですね。


ウトロ側はほとんどなかったのですが、渦巻く流氷帯がキレイでした。


山頂はエビの尻尾の発達具合が見事でした。

シーデポ地点までは緩んだ雪にぬかるも、スキーにはちょうど良いザラメで快適な滑降。
トータル8.5時間でした。

今回開拓した新ルートは、時間、距離ともに登山川右岸尾根ルートと同じくらいですが、羅臼側源頭からは南西ルンゼも狙えるので選択肢が広がります。
しかも南東尾根上のハイマツが出る時期でも藪は少なくスキー滑降も快適なので今時期に最適なルートですね。
難点はコース取りがちょっと複雑でわかりにくいところでしょうか。

今年に入ってからようやく踏めたピークが羅臼岳で、喜びもひとしおです。

リピーターのカメラマンとともにロケーションガイドの一日。
羅臼~野付~中標津~摩周~斜里と500㎞一回りしてきました。


羅臼にはまだ流氷


朝靄の知床岳


霧の摩周湖で1時間粘って晴れる


斜里で夕景

春霞の情景は、すっきり晴れているより趣がありますね。
この日のために事前に何度も検討を重ねたかいがあり、イメージ通りの撮影ができたようです。
フォトグラファー東原昇平氏のサイト
独自の世界観を持った方なので、今回の作品が楽しみです。

おまけ

エゾシカにガン見される