利尻礼文に遠征してきました。
今回の目的は利尻山登山。10数年ぶりです。
近年この山はオーバーユースによる糞尿問題が顕著化しており、関係機関の努力によって、今や携帯トイレ普及率世界一と言われるようになりました。
我が知床の羅臼岳も似たような状況ですが、携帯トイレの普及はまだまだです。
利尻の現場を視察(と言いつつ単に登りたかっただけ)してきました。
北麓キャンプ場にベースを張りましたが、まだ時期も早く貸切状態。
九合目以上は雪渓もあり、一応アイゼンピッケル持参です。

携帯トイレブース。
鴛泊コースはブースが三ヶ所あります。かなり頑丈で立派なものでした。
やはり携帯トイレの普及にはブースの設置が必要不可欠だと思います。
天気はイマイチで、雨交じりのガス。。。
こりゃダメだなあ、とあきらめていたら、

八合目でガスを抜け、晴天に!
長官山から山頂を望む。

ここは登山道の崩壊が問題になっている山頂直下。
きちんと土嚢で補修していました。しかし崩壊も進んでいるようです。

山頂からの展望は360度の雲海でした。
下山後に林野庁のGSS(グリーンサポートスタッフ)の方と偶然出会い、登山道整備に関してお話を聞くことができました。
利尻は地元民が一体となって真剣にこの山の問題に取り組んでいる姿勢が伺えます。
知床も見習うべきところは多いです。
キャンプ場では、管理人さんや役場の職員、GSSのみなさんにたいへん親切にしていただきました。
ありがとうございます。
翌日、オタトマリ沼や南浜湿原を散策して礼文島に渡る。
以前礼文島で働いていたことがあるので、故郷に帰る感覚です。

礼文フラワーロード。
天気はあいにくでしたが、たくさんの高山植物が咲いていました。




知床もいいけど、たまの遠征もいろんな発見があり勉強になります(と言いつつ遊びに行きたいだけ)
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久々に森歩きに。
そして出会ってしいました、山親父に。
僕に気づいてすぐに立ち去ったが、200kgはゆうに越える巨体。
たぶんオスでしょう。久々に見た大物です。
最近はウチの周りにも親子連れがよく現れます。
これだけヒグマが身近に感じられる環境がたまりません(良い意味で)
今日の収穫

アイヌネギ、コゴミは一般的だが、
ミミコウモリ、エゾニワトコはチャレンジ。
ミミコウモリは、この辺りではどこでも生えている。ヨブスマソウに似ているから食えるだろう、と。
エゾニワトコはタラノメに少し似てるから食えるだろう、と。
調べてみると、エゾニワトコは山菜図鑑にも載っていた。
しかし「食べ過ぎると腹痛や下痢を起こすので注意。2~3芽にとどめること」との注意書き。
さて、お味はいかに。
ガイドの下見を兼ねて、今年まだ行っていない天頂山へ。
頂上付近はすでにハイマツで真っ黒。
登頂する気はまったく起きず、噴火口を巡って羅臼湖に下りることにする。
天頂山は最近認定された活火山で、噴火口跡が9個あるといわれています。
残雪の時期限定で、噴火口に雪解けの沼が現れます。

わかりにくいですが、下の部分は噴火口です。まだ解けてません。

この火口は見事なクレーターになっています

ハイマツを漕いで、まだ行った事のない噴火口にも足を延ばしてみました。
沼の雪解けにはちょっと早かったですが、新雪を被った羅臼岳をバックに素晴らしい景色を味わうことができました。
その後羅臼湖へ下りてみると、羅臼のスポーツクラブ「らいず」の羅臼湖スキーツアーとバッタリ。
地元のスキーヤーと談笑し、帰路へ。
ぐるっと一回り約5時間のコースです。
沼の出現とルートの雪解けのタイミングが合わないと、なかなか行けない、まさにこの時期限定コース。あと二週間は楽しめそうです。



羅臼町に移住して16年。
知床半島最奥の住人として番屋に暮らし、登山ガイドをしています。