毎年このネタを書くのは、いつ番屋の水が凍結したのか記録を残すため。
水道凍結は昨晩12/25でした。
昨夜から今日にかけて羅臼は猛吹雪。
今日はホワイトアウトの中、配送の仕事をしていました。
夕方に一本の電話が入る。
道路管理者「吹雪で道路閉鎖したいのですが、何時に帰宅しますか?」
僕「7時くらいになると思います」
道路管理者「じゃあ7時に石田さんが帰宅したら閉鎖します」
僕「「わかりました。ご配慮ありがとうございます」
というわけで、帰宅と同時に道路閉鎖。今冬初めて閉じ込められました。
昨年もこの二つの恒例行事は同じ時期でした。
気がつけば、もう10年こんな冬を迎えています。
Archives
All posts by banyakitahama
今冬、羅臼では期間限定で以下のツアーが実施されます。
知床海獣ツアー
羅臼には12月~2月にかけてトドがやってきます。
トドを陸から見ることができるのは、羅臼を含め道内でも数箇所しかありません。
今までも陸から眺めることはできましたが、これは小船に乗って間近で見学しようというものです。
野生動物なので100%見られるわけではありませんが、羅臼のトドはある程度いる場所が決まっているので、かなりの高確率で遭遇できるかと思います。
また、羅臼のトドは流氷がやってくると沿岸から沖合いに移動するので、流氷シーズンには見ることができません。当然海が時化ているときは実施できません。
というわけで期間限定・不定期なツアーですが、間近で見るトドは迫力がありますよ!
知床倶楽部ガイドでは、このツアーを組み込んだ
「知床らうす冬の1日ガイドプログラム」を1/5~2月中旬頃の期間限定で実施します。
詳しくはお問い合わせください。
知床倶楽部ガイド
これは数年前、海の生物調査時の写真です。
ご無沙汰しておりました。
久しぶりに羅臼へ帰ってきたら案の定、冬になってました。
2週間、大阪~高知~淡路~神戸~篠山~東京~千葉と旅してきました。
メインは淡路島への帰省だったのですが、ついでに懐かしい友人たちにたくさん逢ってきました。
11/17~20 大阪~高知県室戸市~馬路村
大阪までは飛行機、そこからバスに5時間半ゆられて室戸へ。
4年前まで羅臼に住んでいた友人に逢いに行きました。
バスを降りたら恥ずかしい嬉しいお出迎え
4年ぶりの宴会は車庫にて(風船の飾り付けがポイント)。
カツオのタタキと自然薯入りお好み焼きをごちそうになりました。
翌日は皆でゆずの里、馬路村へ
バンガローを借り切って連日の宴会。
この日は軍鶏(しゃも)鍋、ちょっと〇〇風味が欲しいよね、と・・・
羅臼にいたころはお互いの家でしょっちゅう飲んだくれていました。
北海道を去る日には苫小牧まで見送りにいったことも。
4年経って、高知でまた飲める日が来るとはね。
最高のおもてなしをしていただきました。ありがとう!
彼は現在、本格派手作りの犬小屋を製造・販売しています。
カッサン建築工房
11/20~23 淡路島
こちらも約4年ぶりにカミさんの実家へ帰省です。
淡路はみかんや柿がそこかしこに生っていて、長閑です。
暖かくて、穏やかで、羅臼に帰るのがイヤになります。
どこに行っても紅葉がキレイでした。
食べ過ぎ、飲み過ぎを解消するために400mの山へ慰霊登山をしましたが、頂上の御茶屋のようかんを食べてしまいました・・・
ご家族には連日たいへんなおもてなしをいただき、ありがとうございました。
11/23~25 神戸~丹波篠山
神戸で10年ぶりの旧友と飲んで、翌日は篠山で7年ぶりに再会。
篠山といえば、黒豆、いのしし肉、山の芋。
いくら美味そうとはいえ、近くで見過ぎ。
ぼたん鍋。しかも野菜類は全て自分の畑で採ってきたものだそうです
あまりの美味しさに大量の鍋を全て平らげ、仕事から帰って来た奥様の分がまったくないという事態に。
昼から人様のおうちに上がりこみ酒を飲んだあげくのこの失態。本当に失礼いたしました。
篠山は、野菜も豊富で山の幸が豊かな町でした。
昔の城下町の面影を残す街並みは歩いているだけで楽しく、古民家を利用したお店がたくさんあって良い景観が保たれていました。こういう雰囲気が北海道にはないですね。
11/26~28 東京~千葉
そろそろ暴飲暴食の日々とさよならしたかったのですが、東京でも旧友と飲んだり・・・。
今回の旅では、軍鶏、猪豚、淡路牛、牡丹鍋、馬刺し、etc・・・
なんか珍しい肉ばっかり、数年分のごちそうを食べた気がします。
久しぶりに逢う人が多かったので、行く先々でたいへんなおもてなしをしていただきました。
自分も、知床に来る人に対してどんなおもてなしをしているのか、改めて考えました。
何年もガイドやっているとおもてなしが惰性になってくることもあります。
たまにはおもてなしを受けることも必要ですね。
この旅でお世話になった多くの方々に感謝です。
ありがとうございました。今度は僕が知床でもてなす番です。
雪を求めて羅臼岳へ。
朝は暗いうちに出発、泊場までの登山道はうっすら積もる程度。
泊場を過ぎると景色は冬山に一変、フカフカ雪のラッセルに苦しむも、屏風岩からはアイゼンがよく効いた。
氷瀑と化した岩清水
雪化粧の溶岩ドーム
山頂は雲の上、看板はエビのしっぽに覆われていた。
何度登っても、この神々しい景色には言葉もない。
屏風岩まで降りてくると、なんと単独の登山者に出逢った。
お気をつけていってらっしゃい。
久々の登山でキツかったが、一足早く冬山を味わうことができて満足。
やっぱり冬山最高、羅臼岳最高。
行動記録
4:00羅臼ビジター~8:00屏風岩~10:00山頂10:20~14:00羅臼ビジター
おまけ
最近の大雨で麓は沢が大増水。登山道が土砂で埋まっている箇所もあり。
泊場手前の登山川渡渉は大丈夫でした。
更新ご無沙汰しておりました。
最近はずっと雨ばかりの知床です。
山にも行けず、薪割りと事務仕事ばかりやっている毎日です。
今日はお知らせが一つ。
来年の冬に中標津~羅臼~ウトロを結ぶシャトルバスが初めて運行します。
詳しくはコチラをご覧ください。
流氷シーズンは中標津空港~羅臼~ウトロのアクセスが便利になります。
冬道のレンタカー運転に不安がある方には朗報ですね。
今までのアクセスの不便さに比べればかなり画期的なことです。
しかしこの便だと、ウトロ宿泊が前提に考えられています。
知床観光の多くがウトロ中心である現在の状況ではしかたのないことでしょう。
ウトロから日帰りで羅臼の観光船に乗って帰るのは可能になりましたが、願わくば是非羅臼に泊まって冬山も体験していただきたいと考えております。
羅臼の冬山から見る景色も中々のものですよ。
知床のスノーシュートレッキング
冬の1日体験プログラム
下山後は温泉で汗を流し、スケソウ、タラ、ウニなど海鮮料理が豊富な羅臼の宿に是非お泊りください!
羅臼の宿一覧