羅臼岳

今日の羅臼岳山頂も、一昨日と同じく雲海でした。
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雲海の上には、知西別、遠音別、海別、斜里岳、遠くに雄阿寒岳、雌阿寒岳まで見えました。
新しい花が次々と開花しています。
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チシマノキンバイソウ
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イワギキョウ
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イワヒゲ
岩尾別ルート7合目付近の銀冷水に仮設の携帯トイレブースが設置されました。
(期間7/15~8/18まで)

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知床倶楽部ガイドでは、羅臼岳登山参加者の皆様に携帯トイレの使用をご協力いただいておりますが、まだまだ普及率は低いのが現状です。
本日下山時に、我々、知床山考舎さんのパーティー、知床財団のパーティーが銀冷水で偶然一緒になってしまいました。
そして携帯トイレブースには行列が(笑)
地元関係者は一生懸命普及に努めていますので、一般登山者の皆様にも是非ご協力お願いいたします。
木下小屋、知床自然センター、羅臼ビジターセンターで購入できます。
羅臼岳登山は携帯トイレを使いましょう!

本当に久しぶりの眺めです。
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今日はウトロ、羅臼ともに曇りで、雲海が両側に見られました。
そして、雨続きだったので
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岩清水が復活!やっぱりこの水はウマイ!
高山植物も入れ替わるように次々開花しています。
今回はちょっと珍しいお花をご紹介
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チシマクモマグサ
大雪、夕張、知床山系の固有種
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タカネタチツボスミレ
オオバタチツボスミレの高山型といわれていたが、最近は別種扱いで知床山系のみで確認
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メアカンフスマ
阿寒、知床山系の固有種
おまけ
今日は2回ヒグマとの遭遇がありました。
一回目は朝、登山口に向う車から
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見た目かなり小さい、親離れしたばかりのヤツでしょう。
一心不乱に石をひっくり返していました。
二回目は下山途中、560m岩峰付近、
登山道脇10m以内の至近距離で、突然ガサガサっと。
止まって様子を見ると、向こうも息を潜めて動かない。
そのまま行こうとしたら、
ガオー!(ちょっと誇張。正確にはバウバウという息遣い)
最後まで茂みに隠れ姿は見せなかったが、強烈な存在感。
お客様曰く、「クマが居るとはわかっていたけど、リアル過ぎます・・・」

最近の知床は、北上した梅雨前線の影響で天気がいまいちパッとしません。
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雨上がりの朝、見返り峠からの雲海に息をのむ
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ガスも晴れ、羅臼湖のテラスでのんびり
翌日は羅臼岳へ
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強風、雨、ガスの羅臼平でティータイム
「もう十分楽しんだので、ここ(羅臼平)まででいいわよ」
今回は2日間専属ガイドのご依頼でした。
2日とも天候は悪かったのですが、雨の景色に見とれ、お花に感動し、常に楽しむことを忘れないお二人に感銘を受けました。
縦走から山スキーまでこなすバリバリの現役ですが、登頂にこだわらず穏やかで仲の良いご夫婦、将来自分もこうありたいとの見本を見せていただきました。
良いお客様に恵まれたことに感謝です。

今シーズン最初の羅臼岳ガイドは雨中の登山でした。
小雨の振る中、サクサク登って5時間で山頂へ。
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93座目とのことです。一昨日から雌阿寒、斜里の連続登山の疲れもなく元気一杯でした。
「今日もう一回羅臼岳行けるよ!」「・・・それは勘弁してください」
ウトロ側登山道7合目、大沢の雪渓は例年よりちょっと少なめ。
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このようにところどころ岩が露出していますので踏み抜きに注意が必要です。
今日のように気温が低い日は雪が硬く締まっています。
前爪のある8本以上のアイゼンが必要になります。
9合目岩清水ですが、今年はほとんど水が出ていません。
なぜでしょうか?理由分かる方いましたら情報下さい。
岩清水~山頂まではまだ雪渓が3ヵ所残っています。
滑落や踏み抜きに注意が必要です。
羅臼岳花情報
ウトロ側登山口~大沢
・チシマフウロ、エゾヒメクワガタ、ヒメイチゲ、チシマザクラ(終わりかけ)、ウラジロナナカマド、ウコンウツギなど
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チシマフウロ(オホーツク展望台付近)
羅臼平~山頂
・メアカンキンバイ、エゾコザクラ、チングルマ、キバナシャクナゲ、コメバツガザクラ、イワウメ、ミネズオウ、エゾノツガザクラなど
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エゾノツガザクラ(山頂直下)
*早朝、集合場所の木下小屋に着くと、遭難騒ぎで救助隊やマスコミが集まっていました。
ほどなく無事に自力下山したとのことでなによりです。
悪天候と、視界不良、雪渓などでルートを失って一晩ビバークしたとのことです。
この時期の羅臼岳はまだ夏山登山気分で登るにはちょっと厳しい山。
充分な装備と体力、読図能力、判断力が必要になります。

昨日の羅臼岳は寒かった~
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山頂にはエビの尻尾ができていました。奥は羅臼湖です。
風も冷たく、体感気温5℃以下。
山の上はいよいよ冬の様相を呈してきました。
防寒対策はしっかりと。
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寒い中、おつかれさまでした!
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ホシガラスも羅臼岳に登頂