番屋の暮らし

毎年の恒例行事、番屋の水道が昨夜凍結しました。
夜中0時頃に流しっぱなしにしていた水の音が聞こえなくなり、
「ああ、今年もこの時がきたか。。。」
すでに床に入っていたが、起きだして外へ様子を見に行く。
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沢の水はまだ勢いよく流れていたが、分岐ジョイントの部分が凍り始めていた。
別系統のパイプに継ぎ変えて直接番屋の中まで水を引く。
これで何とか水は確保できたが、水道の蛇口は使えなくなった。
ちなみに去年は12/18に凍結しています
やっぱり今年も年を越せなかった。暖かく雪が少ないので淡い期待を抱いていたのですが。。。
今夜は水の音がしない静かなクリスマスイブです。

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久しぶりに朝焼けがキレイでした。
明日は冬至。一番昼が短い日ですが、僕の中では、
「一番右から朝日が昇る日」です。
らうすでは朝日は主に国後島から昇ります。
夏至は、国後北端のルルイ岬より北の海上(らうすから見て左)から昇り、
冬至は、羅臼山(写真の山)の右から昇ります。
一番良い時期は、11月中旬と、2月上旬で、ちょうど羅臼山の上からの朝日が見られます。
ただ、これは北浜から見た位置で、羅臼市街からだと、だいぶズレて見えます。
らうすに来た頃は、しょっちゅう早起きして朝日を撮っていましたが、最近はすっかり寝坊癖が。。。
国後からの朝日は何度見ても素晴らしい。
しかも異国(ホントは違うけど)から昇る朝日を見られる場所がほかにあるでしょうか。
夏はめちゃ早起き(3:00)しなければ見られないけど、
冬は6:00前後だし、雪や流氷とのコントラストが美しい。
是非一度、冬のらうすで朝日を見てみませんか?
船から朝日を見るエコツアー(メインは漁業見学&加工体験)もありますよ~
冬のエコツースケソプロ

今まで気持ち悪いくらい暖かかったのですが、ようやく冬らしくなってきました。
最近は薪割りと燻製作りに励んでいます。
例年だと凍っている滝も、今年は豊富な水量です。
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ビーフジャーキー
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シカジャーキー
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スモークチキン
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イカの燻製
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ホッケの燻製
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シカハム
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ベーコン
いろいろやってみましたが、どれもそこそこ美味くできました。
次の課題は生ハムです。
生ハムは、燻製における一つの到達点とも言われています。
全工程70日を要し、温度管理も-10℃~10℃と寒冷地でなければできません。
一度、本物の生ハムに挑戦したいと思います。
まあヒマだからできるのですが。。。
おまけ
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だいぶ黒ずんできた干し柿

現在、我が家に干してあるものです。
外に干すと雪や寒さが(クマも)心配なので、部屋の中にしました。
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サケは地元写真家の倉沢さんからホッチャレをいただいて干したもの、渋柿は同居人の実家淡路島から送っていただいたものです。
ホッチャレについて倉沢さんのブログ
干し柿つくりは初めてです。(同梱されていた)しゅろの葉はほんとうに丈夫で、安心して吊り下げることができました。寒すぎて凍らせてしまうのがちょっと不安ですが、何とか美味しい干し柿をお正月に食べたいと思います。
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渋柿の皮は、乾燥させてタクアンを漬けるときに使います。
ホッチャレもそうですが、昔の人はほんとうに資源を無駄なく使っていたのだと感服させられます。