番屋の暮らし

小樽のシンガーソング大工、「かものはし」さんが羅臼に遊びに来てくれました。
かもさんゆかりの知人が番屋に集まり、宴会&スペシャルライブ。

名曲「ドラマのように」
小樽にはかもさんはじめ、個性的で素晴らしいミュージシャンがたくさん住んでいます。
満月の夜には、「満月ライブ」を毎月開催しているとのこと。
そして今日は満月。かもさんは今朝、番屋を出発し、一日で小樽まで走り(バイク)今夜のライブに出演するそうです。お忙しいのに羅臼まで来てくれてありがとうございました。
小樽に行く方は、こちらの宿がオススメ→舎(やまきち)とまや
オーナー夫妻は僕の友人で、二人とも優れたミュージシャンです。
泊まれば生ライブが聴けるかもしれません。

昨日からスモークサーモン製造中。
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冷燻なので薪ストーブで燻煙をかける
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今回はいつもお世話になっている加工場から、実験用として原料を提供してもらいました。冷凍物ですが、一応メヂカです。
燻煙開始から20時間経過。。。1時間毎に火力を調整します。暇でなきゃできませんね、この作業。
何やら視線を感じたので、誰か来たのかな~と思ったら、
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親キツネがじっと見てる
この後、僕の居なくなった隙に、ヘビースモーカーの周りをウロウロ。。。
サケに気づいたらしい。
「あげないよ」
子供のためなんだろうけど、餌は自分で探しなさい。
で、子供たちはというと、
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無邪気にひなたぼっこ。
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「おかあさん、おなかすいた。。。」
と言いながらロープをかじる。

近くの工事現場で出た伐採木を貰えることになりました。
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4tトラック三台分、来年の冬の分は何とかなりそうです。
低気圧が去り、天気も良くなりました。今日は久々の燻製作り。
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これが、ヘビースモーカー。がっつり煙で燻すのでこう名付けました。決して僕がヘビースモーカーなわけではありません。。。たぶん。
チップを使わず、薪を焚きます。本当はサクラやナラが良いのですが、あまりないので広葉樹なら何でもOK。たくさん薪が手に入ったのでひと安心です。
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これは温燻。直火で燻煙をかけます。ベーコンなどはこの方法。
冷燻の場合は薪ストーブをつないで煙だけ送り、低温で長時間の燻煙をかけます。スモークサーモンのときに使います。
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約五時間で完成。今回はベーコンとスモークチキンを作ってみました。

今日、ギョウジャニンニクを採りに沢沿いを歩いていたら、こんなものが。
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エゾシカの死体です。
崖の下なので転落したか、あるいは餓死したのか、白骨化しており周囲には毛が散乱していた。
カラスやオオワシ、オジロワシ、キツネ、冬眠明けのヒグマ。。狙っているやつは多く、たぶんあっという間に骨にされたのであろう。
最近番屋の周りでは数十頭のシカが徘徊している。今年は雪が少なく餓死するシカは少なかったであろうが、このように様々な動物の餌になっている。
そして僕の餌にも。。。。
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駆除されたシカのモモ肉。ハンターの友人からいただきました。
燻製にするため、塩漬け中。
雪も解け、薪も確保できたので、これからしばらく燻製作りに力を入れてみます。
ちなみにギョウジャニンニクは、少し早かったですが、そこそこありました。
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