四ヶ月ぶりに番屋の水道が開通しました。
例年だとGW頃なので少し早めです。雪解けが早いと冬山シーズンが短くて残念ですが、こんな良いこともあります。水をふんだんに使えるってホントありがたい。。。
番屋の暮らし
薪が底をつきかけていたので、探しに出掛けた。
羅臼は斜面工事などでも、できるだけ伐採しないようにしているので、なかなか見つからない。
最近の灯油高で、薪ストーブ需要も増えているようだ。
今回はなんとか廃棄物になっていた材木を貰うことができた。
薪ストーブは確かに経済的だが、かなり手間と労力がかかる。
薪集めと薪割りに費やしている時間、働いた賃金で灯油を買うほうがはるかに効率的だろう。
煙突掃除も月に一度はやらなければならないし、タイマーもないので朝は寒い。
それでも番屋生活には必要だ。理由は、寒いから。
断熱材のない番屋を暖めるには薪ストーブの火力が必要だ。
厳冬期には灯油ストーブと併用しなければ過ごせない。
最近ようやく薪ストーブだけで暖かくなったが、毎年この時期はどちらのストーブを点火するか悩む。
灯油は高いが、金で手に入る。薪は安いが、手に入りにくい。う~む。。。。
人事異動の季節です。
羅臼ビジターセンターも数名入れ替わります。昨晩は番屋での送別会。
宴会は明け方近くまで。。。
今まで大変お世話になりました。
新天地でのご活躍期待しています。
この時期羅臼では皆、ふのり、銀杏草などの海藻を採ります。
乾燥させて保存し、味噌汁に入れると美味しいです。
まだ流氷が残る海岸にふのりを採りにいきましたが、やはり発育が遅く少ししかありませんでした。ちょっと早かったですね。
海水温は0℃前後。ゴム手袋をしても痛いくらいです。早々に切り上げ、軽く流氷(海中?)ウォークしてみました。
海中を見ると、昆布がまったく生えていません。例年この時期は若い昆布が茂っているのですが、流氷にもっていかれたのでしょう。今年の昆布漁は大丈夫かな?
スケソウ漁もそろそろ終了します。
産卵期も終わりに近づき、タラコの値段が少し下がったので明太子を作ってみました。
(羅臼産タラコは高級品なので、住んでいてもめったに手に入りません)
手間がかかるので、値段が高くなるのも納得。
スケソウも減り続け、国産のタラコや明太子はますます高騰しそうです。