この時期羅臼では皆、ふのり、銀杏草などの海藻を採ります。
乾燥させて保存し、味噌汁に入れると美味しいです。

まだ流氷が残る海岸にふのりを採りにいきましたが、やはり発育が遅く少ししかありませんでした。ちょっと早かったですね。
海水温は0℃前後。ゴム手袋をしても痛いくらいです。早々に切り上げ、軽く流氷(海中?)ウォークしてみました。

海中を見ると、昆布がまったく生えていません。例年この時期は若い昆布が茂っているのですが、流氷にもっていかれたのでしょう。今年の昆布漁は大丈夫かな?
スケソウ漁もそろそろ終了します。
産卵期も終わりに近づき、タラコの値段が少し下がったので明太子を作ってみました。
(羅臼産タラコは高級品なので、住んでいてもめったに手に入りません)

手間がかかるので、値段が高くなるのも納得。
スケソウも減り続け、国産のタラコや明太子はますます高騰しそうです。
羅臼町に移住して16年。
知床半島最奥の住人として番屋に暮らし、登山ガイドをしています。