番屋の暮らし

冬に向けて薪割りの日々が始まりました。
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今年は薪の量が心もとない。足りるだろうか。。。
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これは古いボンデンで、近所の定置漁師さんから毎年いただいている。
竹は良く燃え、生木を燃やすときに重宝するので大変ありがたい。
どっかに「切捨て御免」(伐採後放置されている)の木ないかな~

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番屋の前浜が明るすぎ。
車、ライトなしでも走れそうです(危ないからやめたほうがよいですが)
視界に入るだけで約40隻のイカ釣り漁船が煌々と照らしています。
いよいよイカ漁の最盛期ですね。
秋サケ漁が大不漁の羅臼ですが、せめてイカは大漁を祈願しています。

北浜から見る朝陽はひさしぶり。
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日の出が遅くなったので、起きられるようになりました。
今朝の北浜は4℃。朝晩はかなり冷え込むので薪ストーブ点け始めました。
今年は薪が少ないので、なんとか集めなければ。
余っている方いたら(いないと思うけど)是非!
できれば廃材ではなく、伐採した樹がいいんですけど、ぜいたくは言ってられません。
毎年のことですが、薪を集めるのが一番大変です。

7/17より昆布漁が始まっています。
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今月は6:00~9:00まで白旗(昆布を採ってよい)
八月からは6:00~12:00白旗、
それ以外の時間帯や時化たときは赤旗(沖止め)です。
ちなみに黄旗もあり、様子見のときに揚げます。
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漁期は八月末まで。
北浜付近が一番賑わいを見せる季節です。
今年の昆布は実入りがよくないとの話も聞きますが、基幹産業でもある羅臼昆布の大漁を祈ります。

先日の番屋の宴にて、
NPO法人EWS(アースワークスソサエティー)理事長の大谷映芳さんが番屋に来てくださった。
羅臼山岳会とは昔からの付き合いだそうで、山岳会メンバーを交えて番屋で宴会が始まった。
大谷さんはK2(エベレストより困難と言われている世界二位の高峰)登頂など世界の高峰や極地などを駆け巡った登山家で、今回は息子さんと羅臼岳に登ってきたとのこと。
宴もたけなわ、皆で飲んだくれていると新谷さんが乱入。当日知床エクスペディションが終了して陸に上がったばかりだったが、大谷さんが来ているとのことで駆けつけてくれた。
海と山で偉大な実績を持つ巨匠2人のコラボ。
2人の会話はスケールが違う。
「カラコルム山脈で3000mの落差がある氷河雪崩に遭った」だの、
「ネパールやパタゴニアの僻地で暮らしている子供たちへの基金」だの、
世界が違い過ぎて「はあ~」でな感じですが、聞いているだけでも面白い。
そんな方たちと一緒に酒が飲めるこの番屋に暮らしていることを時々不思議に思います。
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新谷さんと大谷さん親子
「人と自然をこよなく愛し、地球の将来を思う」 NPO法人EWS(アースワークスソサエティー)
「知床は思いがけない感動を与えてくれるでしょう」 知床エクスペディション