沢登り

最近は地質調査のアルバイトで、連日羅臼の沢に入っています。
地質に関してはまったく素人ですが、知床半島の成り立ちや岩石の種類など、いろいろ勉強になります。なにより仕事で沢登りできるのは楽しいですね。
9/12 チトライ川
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砂防ダムがない沢なので、けっこう上流までカラフトマスが遡上していました。
9/13 材木岩の柱状節理
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この日は雨だったので、沢に入らずあちこちの地層を調査。
この材木岩は、研究者の方いわく「これほど典型的で見事な柱状節理は普通、観光名所になるんですがね。。。」
羅臼ではほとんど注目されていません。実は僕もこの海岸線を歩いたのは初めて。
まだまだ新しい発見があります。
9/14 サシルイ川
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支流にある通称「虹の滝」
前回僕が単独で訪れたとき、虹がかかっていたので勝手に命名しましたが、
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今回も滝壷に虹がかかっていました。
けっこう落差もあり、見ごたえのある滝です。
9/15 オッカバケ川
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標高90mにある地層。
これらの岩石のサンプルを持ち帰り調べることによって、地質や形成された年代がわかります。
幸い今のところヒグマと遭遇していませんが、どの沢も足跡、糞、マスの残骸など形跡はいたるところに。やはりここはヒグマの棲家です残り2日、何とか出遭わずに済ませたいものです。

最近晴天が続いています。
今日はサシルイ沼に行ってきました。地元でもほとんど誰も行かない秘沼です。
僕は積雪期に何度か行っていますが、無雪期(沢ルート)は初めてです。
サシルイ川から入渓します。沢は傾斜や滝もないのでけっこう歩きやすい。
でも、さすがに凍りつくような水の中は足の感覚がなくなってきます。
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入渓して20分ほどでいきなりヒグマに遭遇。2頭しか写っていませんが、3頭の親子連れでした。
さらにこの後、もう1頭に遭遇。彼らも冬眠前で活発に動いてます。
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二股。このような分岐が二回ほどあるが、サシルイ沼への分岐が見当たらず行き過ぎてしまう。
戻ってようやく細い流れを見つけることができたが、この部分は地形図が間違っている。
約1時間ほどロスしました。
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サシルイ沼到着。すでに薄氷が張っていた。
オジロワシの番が羽を休めていたが、笹薮から突然現れた僕にびっくりして飛び去ってしまった。スイマセンでした。。。。
しかしホント侘しい佇まいの沼ですね。
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帰りに支流で大滝を発見。落差は約30mほどであるが、けっこう見ごたえがある。
ちょうど虹がかかってキレイでした。
「虹の滝」と勝手に命名する。
トータル五時間の沢歩きでしたが、ヒグマ、オオワシ、オジロワシも見られてかなり満足できました。

すでにニュースになっているのでご存知の方も多いと思いますが、知床のウトロ付近で旅行者のハンターが行方不明になっています。単独で10/20に入山し、そのまま帰ってきていません。
翌日から警察、消防、自衛隊、地元猟友会、遭難対策協議会などで捜索活動を行っていますが、本日10/25時点でまだ見つかっていません。
今日は遭対協羅臼班にも出動要請が出て、僕を含め4名で捜索活動に参加しました。
実は当初の予定では、今日は斜里岳で遭難救助訓練の予定でした。まさか、訓練が本番のなるとは。。。
現場に着くと、すでに自衛隊を中心に200人体制で捜索が始まっていました。
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我々羅臼班はある沢の捜索を担当。沢歩き装備で入山しました。
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声やホイッスルで呼びかけながら担当区域を捜索しましたが、残念ながら見つからず。
まだ明日以降の対応は決まっていませんでしたが、早期の発見を願っています。
追記
10/26朝、無事発見されたのと一報が入りました。本人はいたって元気だそうです
入山地点からかなり離れた場所で他のハンターが発見した模様です。

知西別川は羅臼湖を源流にもち、根室海峡に流れ出ています。
今回はプライベートで、知西別川から羅臼湖を目指しました。
羅臼知昭町から入渓し、ダムを越えて沢の中を進みます。
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この滝は知西別湖への二股です。
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へつり
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シャワークライミング
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ナメ滝が連続する
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柱状節理。この付近は川床も柱状節理になっています。
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後半は巨岩帯が続きます。
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H680の大滝。これは右岸から高巻いていきます。
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高巻地点から知西別山(通称)、羅臼市街、知西別湖が望めました。
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羅臼湖に到着。約8時間の沢登りでした。
羅臼湖は強風で白波が立ち、雹にも降られました。
常に北風に吹かれ、とにかく寒い寒い一日でした。下山後は熊の湯に直行。
やっぱり沢登りは夏にやるべきでしたね。。。