Archives

All posts for the month 1月, 2008

連休中荒れた天気も少し収まったので、スキーでお山歩してきました。
hitokoma115-1.jpg
ここはあまり知られていない知床連山のビューポイントなのですが、今日は残念ながら稜線まで見えませんでした。晴れるとこのような絶景が見られます
hitokoma115-2.jpg
さらに奥地へ行くと秘沼があります。ここはほとんど誰も来ない、まさに知床の秘境(といっても山スキーで三時間ほどの距離)。
hitokoma115-3.jpg
テンテンと続くこの足跡はエゾクロテンです。エゾシカ、キタキツネ、イイズナの足跡も見うけられました。
hitokoma115-4.jpg
例年に比べて、まだ雪の締まりが悪く、スキーでも何度かぬかりました。スノーシューやカンジキでは相当体力を使うでしょう。もう一降り欲しいですね。

朝、ガイドの仕事で出かけようとしたらゲートが閉められていた。
たしかに昨日から吹雪いてはいたが、それなら連絡くらいしてくれ。
急いで道路管理者に電話して事情を話し、特別にゲートを開けてもらった。
今日は動物観察の一日ガイド。天候は思わしくないが、とりあえずトドを探しに行く。hitokoma113-2.jpg
四頭の群れを発見。今日はサービス良く近くまで寄ってくれた。hitokoma113-3.jpg
そして振り返ると裏山にはオジロワシ。
hitokoma113-1.jpg
同じ場所でトドとワシが見られるのは羅臼くらいです。観光オフシーズンのこの時期ですが、動物見るなら一番良いですよ。
午後からは山へスノーシュートレッキング。かなり吹雪いてきたが、せっかくの新雪、近場でデイキャンプしました。
hitokoma113-4.jpg
外は-10℃の吹雪ですが、ツエルトの中は暖か。
hitokoma113-5.jpg
雪はだいぶ積もりましたが、まだ締まっていないのでカンジキ、スノーシューはちょっと歩きづらい状態です。
無事に仕事を終え、家路につく。
hitokoma113-6.jpg
ゲートを閉められ、再び閉じ込められてしまいました。

スケソプロの研修で現場でのスケソウ加工を見学してきました。
hitokoma110-1.jpg
このプログラムは地元ガイドの養成というプランも兼ねています。浜のおばちゃんに混じってスケソウ漁のしくみや加工方法などを勉強させていただきました。
hitokoma110-2.jpg
さすがに見事な手捌きで、次々とタラコを取り出していきます。
hitokoma110-3.jpg
一口にタラコといっても、ガム子、真子、目付、水子など様々。良いものだけを厳しく選別して、製品になるまでの手間は大変なものです。衛生管理も厳しく行っており、高価なのも納得できます。
hitokoma110-4.jpg
スケソウ漁について説明していただきました。
去年までは遊漁船に乗ってスケソウ漁を見学するだけでしたが、今年から町や観光協会、加工場、遊漁船組合などが協力しあって町をあげての地域振興プログラムになりつつあります。
二年前開始当時からガイドとして参加している僕にとってはとても嬉しく、良い方向に向かっている感じがします。

五日間ほど札幌に出張(買出し?)に行っていました。
羅臼に戻ってくると、市場はスケソウ水揚げで活気づいていました。
hitokoma19-1.jpg

安全操業(中間ラインより国後側で採る)、羅臼前浜ともにスタート時の水揚げ量はまずまずのようです。今後はどうなるかわかりませんが。。。
19トン船によるスケソウ刺し網漁は3月末まで行われ、これからスケソウ目当てにオオワシ、オジロワシがたくさんやってきます。ここ最近少なくなった流氷も2月にはやってきてくれることを期待したいです。
hitokoma19-2.jpg

羅臼町ではこのスケソウ漁を見学し、加工体験もできるプログラムを行っています。
興味あるかたは是非ご参加を!船上でのガイドは私がやります。さむーい船上でさむーいお話をした後、スケソウ鍋を食べてあったかーくなりましょう。