最近晴天が続いています。
今日はサシルイ沼に行ってきました。地元でもほとんど誰も行かない秘沼です。
僕は積雪期に何度か行っていますが、無雪期(沢ルート)は初めてです。
サシルイ川から入渓します。沢は傾斜や滝もないのでけっこう歩きやすい。
でも、さすがに凍りつくような水の中は足の感覚がなくなってきます。

入渓して20分ほどでいきなりヒグマに遭遇。2頭しか写っていませんが、3頭の親子連れでした。
さらにこの後、もう1頭に遭遇。彼らも冬眠前で活発に動いてます。

二股。このような分岐が二回ほどあるが、サシルイ沼への分岐が見当たらず行き過ぎてしまう。
戻ってようやく細い流れを見つけることができたが、この部分は地形図が間違っている。
約1時間ほどロスしました。

サシルイ沼到着。すでに薄氷が張っていた。
オジロワシの番が羽を休めていたが、笹薮から突然現れた僕にびっくりして飛び去ってしまった。スイマセンでした。。。。
しかしホント侘しい佇まいの沼ですね。

帰りに支流で大滝を発見。落差は約30mほどであるが、けっこう見ごたえがある。
ちょうど虹がかかってキレイでした。
「虹の滝」と勝手に命名する。
トータル五時間の沢歩きでしたが、ヒグマ、オオワシ、オジロワシも見られてかなり満足できました。
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羅臼はイカ漁が最盛期を向かえています。
定置網はサケも終わりに近づきイカがかかるようになってきました。
イカ釣り漁船も外来船が集まり、漁火も増えてきています。

15:00に羅臼漁港を出港するイカ釣り漁船

前浜からの漁火
まるでナイターのように明るい夜です。
観光オフシーズンの今時期ですが、羅臼の海産物が一番美味しい季節です。
サケ、イカ、ホッケ、カレイ、メンメ、スケソウなど、どれも最高ですよ。
先日、知り合いの漁師からカレイをたくさんいただきました。
砂ガレイといって、カレイの中では比較的安いものですが、充分美味しい魚です。
一日かかって捌き、連日煮付け、から揚げ、一夜干しなどにして食べていますが飽きません。
ヒグマやシカと同じく、冬に備えて餌を食べまくっているこの頃です。
北浜岳に登ってきました。
我が番屋の裏山で、積雪期は大変眺めがよく、スノーシュートレッキングのガイドコースにしています。
実は無雪期に登るのは初めてです。ルートのほとんどが深いササ藪に覆われているので今まで敬遠していました。今時期なら涼しくてダニもいないだろう、ということで藪こぎ登山開始。
番屋裏の沢を遡行します。

沢の源頭からは、背丈以上のササ藪こぎ。
シカ道は期待していたほどなく、山頂下まで延々ササの中。。。夏は暑くて地獄だろうな。

山頂が見えてきました。

ルサのっこしの向こうはオホーツク海

羅臼側

硫黄山東岳
山頂付近はハイマツ漕ぎもありましたが、約2時間で到達。山頂には先日降った雪がまだ残っていました。
久しぶりの山でけっこう疲れた。。。やはりこの山は冬が良いです。

羅臼町に移住して16年。
知床半島最奥の住人として番屋に暮らし、登山ガイドをしています。