ここ一週間は地質調査のサポート業務で沢歩きの日々でした。
例年なら寒さと水の冷たさに震えながらの辛い時期ですが、今年は天気にも恵まれ気温も20℃前後と快適な沢でした。
サケマス遡上が多いので、川全体に魚の腐臭が漂いあちこちにヒグマの食痕。
地層断面を調べるため、8/24に起きた海岸町の地滑り現場へ登ってきました。
間近で見ると10m以上の破断面は恐ろしいですね。
これで2009年から足掛け8年、延べ日数95日に及んだ地質調査も終了です。
沢登りや藪漕ぎを中心に、シーカヤックやスキーを使ってのアプローチはなかなかタフな調査でした。
地質屋としても山屋としてもハイレベルな研究者に同行してとても勉強になりました。
地質学に関しては最後まで難しくて理解できませんでしたが(笑)
来年には知床の新しい1/50000の地質図が出来上がる予定です。50年ぶりの更新とのこと。
50年前にこのような険しい調査をして地質図を作った方々には驚嘆の念を禁じえません。