晴れが続きます。流氷は羅臼前浜に戻ってきました。
今日の羅臼は多くの報道陣が来ていました。
ユネスコの世界遺産調査団が、きちんと遺産の管理がなされているかチェックしに来ているためです。シェパードさん(知床の自然遺産を事実上決めた人)の目に羅臼はどう映ったのでしょうか。
僕はガイドのお仕事で野生動物を探しに行きました。
お客様は早朝観光船でワシをたくさん見てきたので、まずはエゾシカから。
最近の大雪で山に餌がなくなったシカたちが、道路付近にたくさん降りてきていました。
そしてアザラシはいつものポイントに戻ってきてくれました。

狭い岩礁にむりやり四頭乗るゴマフアザラシ
午後からは山へアニマルトラッキング。
エゾシカ、キタキツネ、エゾクロテンの足跡がありました。

山から流氷を見て一服
この付近はエゾシカが群れをなして歩いています。キツネも姿を見せてくれました。

北浜岳にて
下山後は熊の湯へ。
お客様にとっても充実の一日だったようです。
こんな穏やかな羅臼に騙されて、再び訪れてほしいものです。
羅臼町に移住して16年。
知床半島最奥の住人として番屋に暮らし、登山ガイドをしています。