前回の続き
6/15 霧雨のち曇り
ウィーヌプリを無事登頂し、沢型を下降して斜里側へ半島横断
ハイマツ帯は15分で通過し、シカ道が縦横無尽に走る森をH200まで一気に下る。
相変わらず林床はウルシだらけ。
ポロモイ、ヒヤラモイの上を歩き、カムイパ(獅子岩)で海岸線に出た。
この角度から見る獅子岩は初めて。
文吉湾手前で岬台地に出る。風はなく、空も少し明るくなってきた。
この到達感、達成感が味わえる知床岬はやっぱり素晴らしい場所。
12:00知床岬到達!
海岸斜面にはレブンコザクラが満開
そのまま台地の縁を歩き、国境標を越え羅臼町に入る。
ようやく今回の目的地へ到達した。朽ち果てた番屋があるだけの本籍地。
珍しく2人で記念撮影してみました。
そろそろ疲れも出てきたが、まだ頑張らないと今日中にBCへ帰れない。
ここからは海岸を行く。
カブト岩高巻き
念仏岩高巻き
カブト岩と念仏岩の高巻きは持参したロープで通過。
カブト岩の岬側斜面はザレてかなり洗掘が進んでおり、非常に危険。
念仏岩の岬側垂壁は残置ロープが短く絡まっていて使えず、緊張の登攀だった。
岬トレッキングを目指す人は安全確保のため、必ずロープを携帯すべきです。
ニカリウシでは2頭のヒグマ(兄弟?)にちょっと足止めされたが、16:30無事に二本滝BC帰着。
行動時間11時間半。長い1日だった!
6/16 曇りのち晴れ
6:00二本滝出発。あとはカヤック漕いで帰るだけ!
ペキンで、新谷さんの半島周回ツアーに遭遇。
我々は昨日のうちに追い越されていたようだ。上陸してコーヒーをごちそうになる。
途中から強い向かい風、ひたすら漕ぎまくる。
最後まで簡単にはいかないのが知床。
そして、12:00相泊へ帰還
この3日で晴れたのはゴール地点だけ。
でも大荒れになったら帰ってこられないから、この程度で済んで良かったと思います。
我々も、この長い記事を読んでくださった方も、本当にお疲れ様でした。
5 comments on “最果ての戸籍を訪ねて(後編)”
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無事に到達とご帰還おめでとうございます。数年前に斜里町役場で岬に本籍取ろうとしたら玉砕したのですが、羅臼ではできるんですね。楽しみが増えました。
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ありがとうございます。
本籍地、最初は現住所にしようかと思ったのですが番外地はできないそうで、それならと知床岬にあった番地で大丈夫でした。
北浜番屋は知床岬より僻地なのかと(笑)
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最果ての戸籍をめぐる大冒険の旅も無事完了しオメデトウございます。
私の様なトレッキングもした事の無い者でも、読んでいて面白かった(本人は大変だったろうと思いますが)達成感・充実感は
又何物にも代えられないものだろうと思いました。
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故郷(くに)に帰るのに汽車ではなく、カヤックと登山!!
ドラマチックな里帰りですな!!
カヤックはカナッペもよく頑張ったみたいでたじごんも嬉しい!
カヤック+ウイーヌプリはいつかやるぞお!!(登攀技術ないけど。。)
二人して記念撮影したのは赤岩だね
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是非ウィーヌプリやりましょう。
登攀技術なくても登れます。ウルシに弱くさえなければ。