羅臼岳・羅臼側ルートの登山道整備に行ってきました。
天気は高曇りでしたが、山上からは遠く択捉島ベルタルベ山まで見通せました。

羅臼平~お花畑トラバースルートにて
この付近は遅くまで残る雪渓後から広大なお花畑が現れます。

2ヶ月遅れのチングルマとアオノツガザクラ。
ここは登山者が少なく、ほとんど人目に触れることのないお花畑です。
八合目お花畑標柱~岩清水にかけて、ルート上にはまだ雪渓が100mほど残っています。

たったこれだけの距離でも、雪が固くしまっているときはアイゼンが必要になります。
特に雪渓を下るときは注意してください。
羅臼平までのトラバースルート上の雪渓はほとんどなくなりました。

雪渓上に張っていた誘導ロープは撤去しました。
羅臼側の登山道は長く厳しいルートです。
日の短くなるこれからの季節は、時間に余裕を持ちましょう。
羅臼町に移住して16年。
知床半島最奥の住人として番屋に暮らし、登山ガイドをしています。