今日は登山道整備の完了検査で羅臼側ルートへ

羅臼岳は標高1500mより上が雪化粧で、本日初冠雪です。
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羅臼平より

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羅臼平の雪渓と紅葉。この雪渓は今年も万年雪です。

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山頂部の初冠雪と紅葉

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お花畑分岐付近

標高1000m~1300mの紅葉はピークで、初冠雪とのコントラストは見事なものでした。
同行した環境省レンジャーは2年連続で紅葉ピークにあたりご満悦です。
というか、あえてこの時期に完了検査を行っていると推測されます。
仕事のほうはきっちりやっていただき、無事検査は終了しました。

羅臼側登山道の状況
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羅臼側お花畑より上部はまだルート上に雪渓が残っていました。わずか30mほどですが、カチカチでアイゼンなしではとても歩けません。
通過には危険が伴いますので、雪渓がなくなるまでは羅臼平から迂回していくのがよいでしょう。

また、屏風岩の迷い込み防止ロープを本日撤去しました。
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ウトロから羅臼へ下山する方は、この標識と矢印を見落とさないようにしてください。

これからの時期はどんどん日が短くなります。
羅臼側のルートは往復12~13時間、この時期、日の出とともに出発しても日没になる可能性があります。
ウトロから羅臼へ下りる方は、最低でも羅臼平から4~5時間は見てください。
9/15にウトロから羅臼へ下りた登山者が途中で日没になり、真っ暗で道がわからず遭難騒ぎになりました。(無事下山したものの夜中でした)
羅臼側ルートを甘く見ると大変なことになりますのでご注意を。

シルバーウイークは常連様と2泊3日の旅へ。
混雑を避け、ほとんど人が行かないような場所ばかりを巡ってきました。

初日は天気模様も悪く、大雨の後で沢の増水も懸念されたので観光へ

チミケップ湖
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20年ぶりに訪れましたが、相変わらず静寂でした。

男鹿の滝
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斜里岳の湧水が20mの滝となって落ちています。
長いダート走行のためか、連休なのに誰もいませんでした。

2日目は知床の山奥にある秘湯へ
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延々と続く笹藪漕ぎ

藪を漕ぎ沢を詰め、6時間かけてようやく辿りついた温泉
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源泉43℃位。ちょっと熱めですが、最高のロケーションです。
日没が迫っているため入浴僅か15分で撤収、下山は日没ギリギリでした。

3日目は一般登山道で斜里岳へ。
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さすがに連休で人だらけ、この日だけは人と出逢った山でした。

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山の上は紅葉が良い感じになっています。今年は少しピークが早そうですね。

常連様曰く「しばらく沢と藪はいいや」

夏の海別岳はまだ登っていなかったので、プライベートで行ってきました。
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旧鉱山道路は4年ぶりでしたが、ますますササ藪が酷くなって大変。

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アプローチの沢は容易だが、一か所だけロープを出した。
古い固定ロープは支点の木が腐って固定されていないので使ってはいけません。

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沢を詰めるとダイレクトに山頂直下へ。予想していたハイマツ漕ぎがほとんどなく拍子抜け。

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山頂にて。一等三角点があるので夏もそこそこ人は来ている感じ。
古い山頂標識もまだ残っていた。

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徐々に雲がとれて展望が。
上から知床連山、遠音別岳、ラサウの牙。

夏の海別岳ではおそらく最短ルートだが、それでも往復20㎞、12時間行程はなかなかキツかった。
山頂付近はお花畑で、良い時期にまた来たいと思いました。