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7/23~25で今年2回目の連山縦走。
リピーター親子をゲストに、快晴と雲海の3日間でした。

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羅臼岳山頂

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縦走路はどこ歩いてもチングルマが満開

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三ツ峰テントサイトからの夕景
テント場の雪渓はまだ残っており、水は取れました。

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二つ池と連山

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シレトコスミレはほぼ終わりに近いですが、第一火口テントサイト~硫黄山ピーク分岐の間でまだ咲いています。

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3日かけてゆっくり歩いてきた縦走路の眺め

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硫黄山ピークも雲海で、ルサの稜線は羅臼側から滝雲が流れ落ちていました。

13歳の息子さんも体力・身体能力ともに抜群で、アウトドアに精通した父親とともに野生の山々を楽しんでいただけたようです。
今回は三ツ峰でテント8張、第一火口で5張といつも貸切のテント場が珍しく賑わっていました。

2泊3日で常連様とともに知床沼へ。

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1泊目は青沼で。
いつも美しい佇まいですが、この時期は虫に注意。
やぶ蚊、ブヨ、ヌカカ(らしきもの)が大量に襲来してきます。

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崩壊地の登りは花盛り

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ポロモイ台地に上がるとハイマツ地獄が待ち受けています。

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知床沼にて。
到着時ガスに覆われていた沼も夕刻に1132峰が映り込みました。

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知床沼での野営は決められたロープ区間内のみ認められています。
知床沼の野営について(ルサフィールドハウス)

今回の目標は知床岳でしたが、ペースや天候を考慮して、キャンプしながらのんびりと知床の秘湖沼を楽しむことにしました。

おまけ
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崩浜の海岸線は花盛り。
知床固有種のエゾモメンヅルも満開でした。

7/5~7の2泊3日で知床連山縦走。3日とも天気が良く、絶景とお花を堪能しながらの縦走でした。

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羅臼岳ピークにて

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三ツ峰テントサイト
雪渓はまだ残っており、今後しばらくは水取れそうです。

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テントサイトからの夕焼け

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サシルイ岳にて

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オッカバケからの連山と二つ池。
国後の奥には色丹島も望むことができました。

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縦走路のシレトコスミレは生き生きと。

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第一火口テントサイト。
雪渓はまだ多いですが、2~3張スペース出ています。
フードロッカーは二つとも使用できました。

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硫黄山ピークにて

知床連山はのんびりと3日かけての縦走がおススメです。
知床連山縦走ガイド

7/1に羅臼岳羅臼温泉ルートの登山道整備を環境省、林野庁、羅臼山岳会合同で実施しました。

羅臼温泉ルートの残雪状況ですが、例年よりやや少な目です。
ただ、例年通りの場所にはまだたっぷり雪が残っていますので、しばらくはアイゼン必携ですね。
道がわかりにくい箇所にはピンクテープやロープを張って登山道を明確化してきました。

泊場上の誘導ロープ張り。ここは例年道迷いが多発している箇所です。
誘導ロープに沿って登れば小沢の入口に到達できます。
距離は短いですが、急斜度なので滑落の危険があります。
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油断しているとレンジャーでもこの通り、滑ります。
この直後、写真撮っていた私にぶつかったのは内緒です。

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泊場雪渓上から屏風岩まではまだ雪渓が多く登山道が不明瞭なので、ピンクテープで目印を付けています。

屏風岩下部では、例年と同じくサシルイ沢に迷い込まないようにロープを張っています。
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羅臼へ下山する際は、このロープを越えずに右方向へ下りてください。

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屏風岩の大雪渓。雪解けの時期だけ滝が出現します。
ここは斜度があるので、雪の固さによっては10本爪のアイゼンが必要な箇所です。

お花畑~岩清水までの大雪渓も距離300m以上あります。ここはガスって視界がないと迷います。
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誘導ロープに沿って登れば、登山道へたどり着けます。
羅臼平へトラバースするルートにも誘導ロープを張っています。
*絶対にロープをつかんだり引っ張ったりしないでください。

中腹では笹狩りを実施。暑さで倒れそうになりました。
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この日は炎天下の中11時間労働でしたが、若き精鋭メンバーで仕事もはかどりました。

*羅臼温泉ルートはアイゼンなど十分な装備と、時間に余裕をもって行動しましょう。下山だけでも5時間以上かかります。

今年も環境省による海岸トレッキングルート巡視業務のサポート約として、知床岬まで往復3日間かけて歩いてきました。

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奥はタケノコ岩

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巨岩帯

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ペキンの鼻から岬方面を望む

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ヒグマをやり過ごす。人を見ても逃げないヒグマが増えています。
3日間で延べ10頭と遭遇。

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テン場にて。食料はフードコンテナに保管が基本です。

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懸垂下降。
残置ロープは傷んでいる可能性もあるので使用しない。

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カブト岩の下降。ここも年々斜面の崩壊が進んでいる危険個所。

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岬灯台にて。
とんでもない強風で滞在1分ほどで退散しました。

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知床岬は横殴りの風雨、これぞ知床の洗礼。

へつりや高巻きなど難所については、例年と大きな変化はありませんでした。
ただ、モイレウシ南側の崖が一部崩落しており、岩登りの際に危険度が増しています。
しっかりとロープで確保する必要がありますね。

半島先端部の自然は厳しく、重荷を背負っての石浜歩きは体力、足の負担も大きい難ルートです。
ヒグマとの遭遇は当たり前で、突然至近距離の藪から出てくることもあります。
ただ、日本の極地と言える知床岬へ到達したときの達成感はきっと生涯忘れることのできない思い出となるでしょう。

一度は目指してほしい知床岬への路です。(特に体力のある若者!)

知床岬へのトレッキング情報はルサフィールドハウスにフィードバックしています。
しっかり事前準備と情報を仕入れてから出発してください。

知床半島先端部利用の心得