7/1に羅臼岳羅臼温泉ルートの登山道整備を環境省、林野庁、羅臼山岳会合同で実施しました。
羅臼温泉ルートの残雪状況ですが、例年よりやや少な目です。
ただ、例年通りの場所にはまだたっぷり雪が残っていますので、しばらくはアイゼン必携ですね。
道がわかりにくい箇所にはピンクテープやロープを張って登山道を明確化してきました。
泊場上の誘導ロープ張り。ここは例年道迷いが多発している箇所です。
誘導ロープに沿って登れば小沢の入口に到達できます。
距離は短いですが、急斜度なので滑落の危険があります。
油断しているとレンジャーでもこの通り、滑ります。
この直後、写真撮っていた私にぶつかったのは内緒です。
泊場雪渓上から屏風岩まではまだ雪渓が多く登山道が不明瞭なので、ピンクテープで目印を付けています。
屏風岩下部では、例年と同じくサシルイ沢に迷い込まないようにロープを張っています。
羅臼へ下山する際は、このロープを越えずに右方向へ下りてください。
屏風岩の大雪渓。雪解けの時期だけ滝が出現します。
ここは斜度があるので、雪の固さによっては10本爪のアイゼンが必要な箇所です。
お花畑~岩清水までの大雪渓も距離300m以上あります。ここはガスって視界がないと迷います。
誘導ロープに沿って登れば、登山道へたどり着けます。
羅臼平へトラバースするルートにも誘導ロープを張っています。
*絶対にロープをつかんだり引っ張ったりしないでください。
中腹では笹狩りを実施。暑さで倒れそうになりました。
この日は炎天下の中11時間労働でしたが、若き精鋭メンバーで仕事もはかどりました。
*羅臼温泉ルートはアイゼンなど十分な装備と、時間に余裕をもって行動しましょう。下山だけでも5時間以上かかります。