今年も環境省による海岸トレッキングルート巡視業務のサポート約として、知床岬まで往復3日間かけて歩いてきました。
ヒグマをやり過ごす。人を見ても逃げないヒグマが増えています。
3日間で延べ10頭と遭遇。
懸垂下降。
残置ロープは傷んでいる可能性もあるので使用しない。
岬灯台にて。
とんでもない強風で滞在1分ほどで退散しました。
へつりや高巻きなど難所については、例年と大きな変化はありませんでした。
ただ、モイレウシ南側の崖が一部崩落しており、岩登りの際に危険度が増しています。
しっかりとロープで確保する必要がありますね。
半島先端部の自然は厳しく、重荷を背負っての石浜歩きは体力、足の負担も大きい難ルートです。
ヒグマとの遭遇は当たり前で、突然至近距離の藪から出てくることもあります。
ただ、日本の極地と言える知床岬へ到達したときの達成感はきっと生涯忘れることのできない思い出となるでしょう。
一度は目指してほしい知床岬への路です。(特に体力のある若者!)
知床岬へのトレッキング情報はルサフィールドハウスにフィードバックしています。
しっかり事前準備と情報を仕入れてから出発してください。