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今日は夏山シーズンのガイド納め。
本当はリピーター様と羅臼岳へ登る予定でしたが、台風で代替プランへ変更。
大雨の土曜日は、温泉巡りをしながら雨が止むのを待って知床五湖へ。
この時期の知床五湖は観光客も少ないのでオススメです。
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紅葉が思ったよりキレイで、地上遊歩道ではほとんど人に逢わずじまい。
日曜は強風が吹き荒れる中、知床を離れ西別岳へ
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カラマツの黄葉。
これだけでも来たかいがありました。
上から見ると
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黄金色の山麓が広がっています。
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体が煽られるくらいの強風でしたが、空気が澄んで摩周湖もキレイに見えました。
今シーズン最初の羅臼湖天頂山トレッキングに参加していただいたリピーター様には最後も締めていただきました。ありがとうございます。
何とか事故や怪我もなく2013年夏山シーズンを終えることができました。
参加していただいた皆様には感謝申し上げます。
来年以降も何卒よろしくお願いいたします。

最近は地質調査サポート業務で沢歩きの日々でした。
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温泉の湧く、通称「センザキの沢」
熱くて触れないほどの熱湯が豊富に流れています。
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紅葉は麓まで降りてきました。
今年の紅葉はイマイチと言われていますが、麓のミズナラやカエデは比較的きれいに色づいています。
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沢の源頭から笹藪を漕いでたどり着いた小さな沼
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まるで堰のようなナメ床。
今回の沢はナメが多く、遡行は快適でした。
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突然現れた大滝を懸垂下降
今回は羅臼側の小さな沢から沢へ、ある溶岩を求めて調査していきました。
源頭まで詰めたら猛烈なササのブッシュを漕いでコルを乗っこし、別の沢へ降ります。
調査を始めて3日目、ある沢の支流で探してた溶岩をやっと見つけることができました。
これだけ歩き回っても、一回の調査で把握できるのはホントに狭い範囲。
何年もかけてコツコツ積み重ねていくしかありません。
最終目標である、知床半島の地質図(1/50000)完成まではまだ遠い道のりです。
おまけ
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沼ではなく、砂防ダム。
たくさんのカモが羽を休めていました。

今回の地質調査はほとんど人が行かない沢を歩き、良い滝とも出逢えました。
10/9 ポンプタ川
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地形図には水線が表記されているが、水がほとんど伏流して涸れ沢になっている。
巨岩帯ではだいぶ扱かれた。
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地形図には滝マークが数箇所あったが、ほとんど涸れ滝であった。
大滝の存在をひそかに期待していったのだが・・・残念。
10/10 イダシュベツ川支流
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紅葉が見事でした
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崖からの湧水が白糸のように流れ落ちる滝
10/11 翔雲川
滝やナメが次々に現れる
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ナメ滝
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ナメ床が続く
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滝の二股
おまけ
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羅臼岳を映し出す秘沼

今回の地質調査は3日間シーカヤックで行いました。
ウトロ側断崖の海岸線やカムイワッカ方面河川の下流域は海からのアプローチが最適です。
海が荒れる難しい時期でしたが、幸い3日とも海況には恵まれました。
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洞窟探検
波はそれほどでもなかったですが、うねりによる陸波が常時あるので上陸と出艇が難しい。
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マムシの浜(通称)
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イダシュベツ下流域

羅臼岳は7合目大沢付近で紅葉のピークを迎えています。
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チングルマの紅葉
山頂はガスで展望なし。時おり太陽が見え隠れするも最後まで山頂は晴れませんでした。
あまり期待していなかった紅葉ですが、三ツ峰やサシルイ岳山腹が見事に色づいています。