今日も低気圧の影響で吹き荒れる羅臼。
雪はさほど積もらなかったが、地吹雪でホワイトアウト状態。

テトラだけでなく

岸壁まで越えてくる波。

凍結した河川が美しい
おまけ

今日の戦利品。時化たわりには・・・
番屋の暮らし
北浜は吹雪です。そして、ついさっき水が止まりました。

水が細ってから止まるまで僅か30分足らず。
吹雪の中、外のパイプを外しに行ってみると、ジョイント部分で見事なアイスキャンディーが出来ていました。
ああ、やっぱり今年もご臨終。去年より一週間早かった。
秋に沢から引いている配管を変えて水の流れを良くしたけど、やはり無駄でした。
8回目の越冬、なんとなく凍る目安が分かってきました。
「気温-10℃で吹雪」
-10℃でも晴れていれば凍らないし、-5℃でしんしんと降る雪でも凍らない。
まあ分かったところでどうしようもないですが。
これから約3カ月のポリタンク生活始まります。
番屋の水道ですが、昨年に引き続き、年明けまで開通しています!
秋に水周りを少し直して凍結しにくくしたので、その効果でしょうか。
単に暖冬少雪だからかもしれませんが。
ともかく、蛇口をひねれば水が出るのはありがたいことです。
もっとも水以外のものまでたまに出てきてしまうのですが。
12/9に引き続き、今日も出てしまいました。

そう、カエルくん。

蛇口の水圧が弱いなあ~と思って水道管をバラしていたら突然、水とともにドバッと。
よくまあこの細い管を・・・・
ヨコエビはともかく、カエルは勘弁して~
昨夜はかなり吹雪きました。朝起きたら真っ白。
いよいよ本格的な冬到来です。

20cmは積もったでしょうか。
シーズン初めて、開発(除雪車)が入り、雪かきしなければ、車出せませんでした。
その後、仕事で羅臼の町に出てみると

全然積もってない!
同じ町内なのにこの差は・・・
「あそこは冬住むとこでない」と言われ続けて8年目の冬を迎えます。
写真は羅臼漁港ですが、イカ釣り漁船減りましたね。
外来船もほとんど帰ったようです。
で、仕事を終えて帰宅したらまたトラブル。
「水が出ない!」
外気温は-5℃、冷え込んでいますが、まだ水が凍るほどではない。
しかも流しっぱなしにしているし、凍るにはちょっと時期も早い。
おかしいな~、とあれこれいじっていたら
水道管からカエルが飛び出してきました
毎年この時期は冬に備えて保存食作っているのですが、保存しないうちに食べてしまうのが慣例となっています。

サケトバ。
一ヶ月前に無料配布されたサケを干しています。
食べだすと止まらないので、いつも年が明ける頃にはなくなってしまいます。

豚モモ肉。生ハムを作ります。
塩漬け10日、乾燥10日、燻煙20日、熟成20日を要し、完成は2月頃になります。

燻煙はこんな感じで一日4時間、5℃以下の冷燻で少しずつかけます。(写真は昨年のもの)

浜に打ち上げられたホタテ。
ここ最近の時化で、海からのお恵みです。

ホタテのミミ。
最近お店で見かける「ホタテのミミジョ」(ミミのキムチ)を作り、残りは乾燥させてダシにします。
ところで、ダシといえば、羅臼産のアキアジで作った「鮭節」がオススメです。

カツオよりも臭みがなく、まろやかな味。羅臼の道の駅で販売中。

・鮭節でダシを取った手打ちうどん
・はもいなり
・はもの天ぷら
このセットは絶品です。
なんか保存食と関係なくなってきましたね。
毎年、頭の中の食べ物が占める比率が大きい季節です。ああ、また増量してしまう。。。
羅臼町に移住して16年。
知床半島最奥の住人として番屋に暮らし、登山ガイドをしています。