調査・整備

今日は雨の中、羅臼岳の登山道整備に行ってきました。
羅臼側は8合目~9合目、屏風岩上部から岩清水下にかけて、まだ雪渓が200~300m残っています。
斜度も急なので、アイゼンは前爪のある10本以上が必要です。

雪渓ではこのようにガスがかかるとルートがわからなくなります。
hitokoma2011-724-1.jpg
20mおきにピンを打っていますので、このピンに沿って登ってください。
今日はピンの定期点検、倒れているものを打ち直してきました。
hitokoma2011-724-2.jpg
ウトロから登って羅臼側に下山しようと考えている方は、以下を注意してください。
・羅臼側はかなりハードで時間もかかります。標準タイムでも下山に5時間はみてください。
・アイゼンはまだしばらく必要です。今年は例年より雪解け遅れています。
・屏風岩の下で沢に入らないこと。ロープが張ってあるので見落とさないで下さい。
・羅臼平からのトラバースルートは一部雪渓が残るものの登山道が出ています。
ロープからはみ出して歩かないで下さい。貴重な高山植物群落が失われてしまいます。
羅臼側から登るコースは厳しいけど、変化に富んで面白いですよ~
八月上旬はお花畑が見頃になりそうです。
羅臼岳登山ガイド

昨日6.25より硫黄山登山口が条件つきで使用できるようになりました。
詳しくはコチラ
というわけで、早速今日下見を兼ねて登ってきました。
hitokoma2011-625-1.jpg
この登山口は6年ぶり
登山道の刈り払いは事前に関係機関が行ってくれたので、非常に歩きやすかったです。
ありがとうございました。
hitokoma2011-626-2.jpg
硫黄沢の雪渓は長く、H1000~1300にかけて通過に45~60分ほどかかります。
アイゼンがあったほうが早く登れるでしょう。
急傾斜の岩場をよじ登ってピークへ
hitokoma2011-626-3.jpg
山頂は縦走で来ているので2年ぶりですが、硫黄山往復は6年ぶりです。
相変わらずここの眺めは素晴らしい。個人的には羅臼岳より好きですね。
エゾノツガザクラ、メアカンキンバイ、キバナシャクナゲ、エゾコザクラ、コメバツガザクラ、イワウメなど山頂お花畑は見頃でした。
そして、今日のお目当ては
hitokoma2011-626-1.jpg
シレトコスミレ
まだ咲き始めですが、硫黄沢上部の砂礫帯に数株ほど。
第一火口に下りてみました。
hitokoma2011-626-4.jpg
指定キャンプ地はほとんど雪渓に覆われ、フードロッカーも雪の下。
ヒグマの痕跡もあちこちにありました。今日は登山者が後を付けられる事例もあったそうです。
ヒグマ対策を怠ることなく、連山縦走や硫黄山を楽しみましょう。
知床倶楽部ガイド 知床連山縦走 硫黄山登山

今週は連日沢に入っていました。
昨年から続いている地質調査の助手で、ルートファインディング、ヒグマ対策、歩荷が主な仕事です。
10/18 一の沢川(ホロベツ川の支流)
hitokoma2010-1021-1.jpg
源頭付近のハイマツ帯まで遡行。
10/19 ポンペレケ川(ペレケ川の支流)
hitokoma2010-1021-2.jpg
10/20 ホロベツ川
hitokoma2010-1021-3.jpg
H160にある滝
hitokoma2010-1021-4.jpg
H200~250の崖(板状節理)。羅臼岳登山道の屏風岩に似ている。
10/21 トビニウス川
hitokoma2010-1021-5.jpg
源頭まで遡行する
今回は細い沢や支流中心の調査で、おそらく仕事でもなければ行く機会もなかったでしょう。
何とかヒグマにも遭わずに済みました。

今日は英嶺山の登山道整備。
羅臼山岳会のメンバーでササ刈りです。
hitokoma2010-1011-1.jpg
密生した笹薮も、四台の草刈機で1日かけてすっきり歩きやすくなりましたよ。
hitokoma2010-1011-2.jpg
山頂のササも刈って広くしました。
知床連山は雲がかかっていましたが、晴れて気持ちのよい眺めです。
hitokoma2010-1011-3.jpg
黄金色に染まる英嶺山と四ツ倉沼
ダケカンバの黄葉がちょうど見頃です。
ダニの多い夏よりも、この山は秋がオススメですね。
標高差500m、往復4時間ほどで登れる羅臼の里山です。

地質調査の最終日は羅臼岳。
hitokoma2010-611-1.jpg
山頂溶岩ドーム
この5日間で、天頂山、知西別岳、幌別川源頭部、羅臼岳と歩き回りました。
例年より多い雪渓に助けられましたが、それでも藪漕ぎで服はボロボロ、体はガタガタ、顔は真っ黒(雪焼け)。
山の成り立ちを考えながら登山するのも面白いです。
もっと地質を勉強して、違った角度から登山ガイドができたらなあ~とも思いました。
羅臼岳情報(岩尾別コース)
例年より残雪が多く、仙人坂~大沢の登山道は雪で覆われルートがわかりづらくなっています。
hitokoma2010-611-3.jpg
大沢の大雪渓
その他、岩清水~山頂にかけてまだ雪渓が二ヶ所残っています。
hitokoma2010-611-2.jpg
極楽平ではミネザクラが見ごろです。
その他、ヒトリシズカ、キクバクワガタ、チシマフウロ、コメバツガザクラ、ミネズオウ、キバナシャクナゲなどが咲いていました。