今日は雨の中、羅臼岳の登山道整備に行ってきました。
羅臼側は8合目~9合目、屏風岩上部から岩清水下にかけて、まだ雪渓が200~300m残っています。
斜度も急なので、アイゼンは前爪のある10本以上が必要です。
雪渓ではこのようにガスがかかるとルートがわからなくなります。
20mおきにピンを打っていますので、このピンに沿って登ってください。
今日はピンの定期点検、倒れているものを打ち直してきました。
ウトロから登って羅臼側に下山しようと考えている方は、以下を注意してください。
・羅臼側はかなりハードで時間もかかります。標準タイムでも下山に5時間はみてください。
・アイゼンはまだしばらく必要です。今年は例年より雪解け遅れています。
・屏風岩の下で沢に入らないこと。ロープが張ってあるので見落とさないで下さい。
・羅臼平からのトラバースルートは一部雪渓が残るものの登山道が出ています。
ロープからはみ出して歩かないで下さい。貴重な高山植物群落が失われてしまいます。
羅臼側から登るコースは厳しいけど、変化に富んで面白いですよ~
八月上旬はお花畑が見頃になりそうです。
羅臼岳登山ガイド
調査・整備
昨日6.25より硫黄山登山口が条件つきで使用できるようになりました。
詳しくはコチラ
というわけで、早速今日下見を兼ねて登ってきました。
この登山口は6年ぶり
登山道の刈り払いは事前に関係機関が行ってくれたので、非常に歩きやすかったです。
ありがとうございました。
硫黄沢の雪渓は長く、H1000~1300にかけて通過に45~60分ほどかかります。
アイゼンがあったほうが早く登れるでしょう。
急傾斜の岩場をよじ登ってピークへ
山頂は縦走で来ているので2年ぶりですが、硫黄山往復は6年ぶりです。
相変わらずここの眺めは素晴らしい。個人的には羅臼岳より好きですね。
エゾノツガザクラ、メアカンキンバイ、キバナシャクナゲ、エゾコザクラ、コメバツガザクラ、イワウメなど山頂お花畑は見頃でした。
そして、今日のお目当ては
シレトコスミレ
まだ咲き始めですが、硫黄沢上部の砂礫帯に数株ほど。
第一火口に下りてみました。
指定キャンプ地はほとんど雪渓に覆われ、フードロッカーも雪の下。
ヒグマの痕跡もあちこちにありました。今日は登山者が後を付けられる事例もあったそうです。
ヒグマ対策を怠ることなく、連山縦走や硫黄山を楽しみましょう。
知床倶楽部ガイド 知床連山縦走 硫黄山登山
地質調査の最終日は羅臼岳。
山頂溶岩ドーム
この5日間で、天頂山、知西別岳、幌別川源頭部、羅臼岳と歩き回りました。
例年より多い雪渓に助けられましたが、それでも藪漕ぎで服はボロボロ、体はガタガタ、顔は真っ黒(雪焼け)。
山の成り立ちを考えながら登山するのも面白いです。
もっと地質を勉強して、違った角度から登山ガイドができたらなあ~とも思いました。
羅臼岳情報(岩尾別コース)
例年より残雪が多く、仙人坂~大沢の登山道は雪で覆われルートがわかりづらくなっています。
大沢の大雪渓
その他、岩清水~山頂にかけてまだ雪渓が二ヶ所残っています。
極楽平ではミネザクラが見ごろです。
その他、ヒトリシズカ、キクバクワガタ、チシマフウロ、コメバツガザクラ、ミネズオウ、キバナシャクナゲなどが咲いていました。