今日は雨の中、羅臼岳の登山道整備に行ってきました。
羅臼側は8合目~9合目、屏風岩上部から岩清水下にかけて、まだ雪渓が200~300m残っています。
斜度も急なので、アイゼンは前爪のある10本以上が必要です。
雪渓ではこのようにガスがかかるとルートがわからなくなります。
20mおきにピンを打っていますので、このピンに沿って登ってください。
今日はピンの定期点検、倒れているものを打ち直してきました。
ウトロから登って羅臼側に下山しようと考えている方は、以下を注意してください。
・羅臼側はかなりハードで時間もかかります。標準タイムでも下山に5時間はみてください。
・アイゼンはまだしばらく必要です。今年は例年より雪解け遅れています。
・屏風岩の下で沢に入らないこと。ロープが張ってあるので見落とさないで下さい。
・羅臼平からのトラバースルートは一部雪渓が残るものの登山道が出ています。
ロープからはみ出して歩かないで下さい。貴重な高山植物群落が失われてしまいます。
羅臼側から登るコースは厳しいけど、変化に富んで面白いですよ~
八月上旬はお花畑が見頃になりそうです。
羅臼岳登山ガイド
One comment on “羅臼岳・羅臼側登山道情報”
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本当にお疲れ様としか言い様がないです。晴天ならまだしも、あの天気の中、行っていたなんて、信じられない!
これでまた、今期の遭難者を防ぐことが出来ました。
ありがとうございます。今度登るときは感謝して登ります。